仏大統領選 共和党がフィヨン候補支持を再確認

フィヨン氏は疑惑を「政治的暗殺」だとしている Image copyright AFP
Image caption フィヨン氏は疑惑を「政治的暗殺」だとしている

フランスの最大野党、中道右派・共和党の幹部らは6日、緊急会議を開き、今年4月~5月に予定されるフランス大統領選でフランソワ・フィヨン元首相への支持を維持することを決めた。

フィヨン氏に対しては、不正給与疑惑で当局の捜査が入っており、党内で離反の動きが出ていた。

フィヨン氏は疑惑を否定し、選挙戦からの撤退を拒否している。

共和党のベルナール・アコイエ党首は、フィヨン氏の選挙運動をあらためて開始すると語った。共和党内では一部の幹部らがフィヨン氏への支持を見直す考えを示していた。

共和党の緊急会議の後、記者会見したジェラール・ラルシェ上院議長は、フィヨン氏をほかの候補と差し替えようとする動きはすべて止めさせなくてはならないと述べた。

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Image caption 緊急会議の後に記者会見するラルシェ上院議長(6日)

大統領選の第1回投票は来月23日に予定されている。

共和党の予備選でフィヨン氏に敗れたアラン・ジュペ元首相は6日に会見し、選挙戦に復帰しないと表明した。

ジュペ氏はこれまでも、代替候補になるつもりはないと述べていた。6日の会見では、自ら出馬して人々を団結させるには「もう遅すぎる」と語った。

仏西部ボルドー市長のジュペ氏は、フィヨン氏は大統領当選への「大通りが目の前にあった」のに、「行き止まり」にぶつかってしまったと述べた。

世論調査では、ジュペ氏であれば決選投票に勝ち進むものの、フィヨン氏は脱落する可能性が示されていた。

フィヨン氏にかけられた容疑

疑惑は1カ月以上前からくすぶり続けてきたが、(大統領選の勝算を犠牲にしているようにみえるものの)フィヨン氏は立場を変えていない。

英ウェールズ地方出身のペネロピ夫人が勤務実態がないにもかかわらず議員秘書の報酬を受け取っていたという疑惑を、フィヨン氏は強く否定している。

自分は勤務していたと主張するペネロピ夫人は先週末、仏誌ジュルナル・ド・デイマンシュに対し、「すべては合法的で、報告されていた」と述べた。

さらに、フィヨン氏の子どものマリーとシャルル両氏が弁護士資格を得る前に、法律関係の職務でフィヨン氏の事務所から給与を受け取っていったとの疑惑が出ている。

(英語記事 French Republicans back embattled Fillon

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