米病院団体、共和党のオバマケア代替案に反対を表明

オバマケア代替案は、ライアン下院議長ら共和党指導者らがまとめたもので、トランプ大統領は支持を表明している Image copyright Eureopan photopress agency
Image caption オバマケア代替案は、ライアン下院議長ら共和党指導者らがまとめたもので、トランプ大統領は支持を表明している

米業界団体、アメリカ病院協会(AHA)は8日、共和党が今週発表した医療制度改革法(オバマケア)の代替案に対して懸念を表明し、貧困層が医療保険を失ってしまうと指摘した。

AHAのリック・ポーラック会長は、議会にあてた書簡で、代替案のメディケイド(低所得者向け公的医療保険)に関する部分について、「我が国の最も立場の弱い人々を対象にする諸制度が、かなり削減される影響が生じる」と述べた。AHAは米国内の約5000の医療機関と組織を代表している。

共和党が6日に発表した「米国ヘルスケア法」をめぐっては、共和党穏健派が一部の国民が医療保険を失う可能性について懸念を表明する一方、保守派は連邦政府による過剰な関与を警戒している。

新たな法案の主な内容は以下の通り。

・将来、メディケイド向けの連邦政府の支出を制限。

・すべての国民に対する医療保険への加入義務を撤廃。

・補助金を税控除に変更。

法案が成立・施行されれば、医療保険への加入者がオバマケアの時よりも減少すると予想されているが、法案に関する詳しい数字や費用が明らかになるのは約1週間後になる見通し。

ドナルド・トランプ米大統領は8日、議員らと会い、公表から24時間のうちに賛否両論が相次いだ法案への支持を訴えた。

法案は現在、歳入委員会とエネルギー・商業委員会の2つの下院委員会で審議が行われている。

(英語記事 US hospitals oppose Trump-backed health bill

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