【ロンドン襲撃】トランプ米大統領がメイ英首相に電話 各国首脳が連帯表明

事件の犠牲者への哀悼の意を示すため午前零時に照明が消される直前のエッフェル塔
Image caption 事件の犠牲者への哀悼の意を示すため午前零時に照明が消される直前のエッフェル塔

ロンドン中心部の英議事堂近くで22日起きた襲撃で少なくとも3人が犠牲になり、40人が負傷した事件を受け、米仏独など自国でも襲撃事件が起きている主要国の首脳たちが英国への連帯を相次いで表明した。

ドナルド・トランプ米大統領はテリーザ・メイ英首相に電話をかけ、犠牲者を追悼すると共に、英治安当局の対応を称賛した。

ホワイトハウスの発表文によると、トランプ氏は、襲撃の責任を負う人物たちに裁きを受けさせるため、「全面的な協力と支援」を提供すると約束した。

フランスのフランソワ・オランド大統領は英国民への連帯を表明し、「テロは我々すべてにとっての問題で、フランスは英国の人々がきょうどんな気持ちなのか理解している」と述べた。

パリのエッフェル塔は午前零時にライトアップの照明を消し、犠牲者への哀悼の意を示した。

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Image caption 事件当日は日が暮れても緊急車両が活動を続けた(22日、ロンドン)

昨年7月には仏南部ニースの海岸で、革命記念日の花火を見物する人たちの中に男が大型トラックで突入し、84人が死亡する事件が起きた。過激派組織のいわゆる「イスラム国」(IS)が犯行声明を出した。

ドイツのアンゲラ・メルケル首相は、「英国の友人たち、ロンドンの全ての人々にお悔やみを申し上げる」と述べた。「ドイツとドイツ国民を代表して、英国と共にあらゆる形のテロと戦う、断固とした強い決意を伝えたい」。

ドイツの首都ベルリンでは昨年12月、クリスマス市にトラックが突っ込み12人が死亡した。

欧州委員会の欧州委員会のジャン=クロード・ユンケル委員長は、ロンドンにお悔やみを述べた上で、ベルギー・ブリュッセルで空港や地下鉄駅で連続攻撃が起きた日からちょうど1年にあたると指摘した。

ユンケル委員長は文書で、「きょうはブリュッセル、そしてベルギーの人々が同じような苦しみを味わってから1年にあたり、皆さんへの同情と連帯を感じている」と述べた。「気持ちが溢れるこの時に、欧州委員会の我々は、皆さんが送ってくれた思いやりを倍にしてお返しすることしかできない」。

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Image caption 1年前のブリュッセル連続攻撃事件の追悼に、両手でハート型を作る人たち(22日、ブリュッセル)

このほかの動き

・カナダのジャスティン・トルドー首相は文書で、ロンドンの襲撃事件について「世界中の民主主義への攻撃」だと表明。カナダ国民は「テロとの戦いで英国民と団結している」と述べた。

・オーストラリアのマルコム・ターンブル首相は、今回の事件は「すべての国の議会、自由、民主主義に対する攻撃」だとし、英政府への支持と連帯を表明した。

・オランダのマルク・ルッテ首相は、「ロンドンの光景は悲惨だ。まさに市の心臓部が襲われた。英国の人たちに思いを寄せている」と語った。

・ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官は、負傷者へのお見舞いと犠牲者の遺族に哀悼の意を表明した上で、「我々はテロを分類などしない。完全な悪だと考える。いつもと変わらず今も、私たちの思いは英国民と共にある」と述べた。

(英語記事 London attack: World leaders show solidarity

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