ウォール街の果敢な少女の像、来年3月まで残ることに

A statue of a girl facing the Wall St. Bull is seen, as part of a campaign by a US fund manager State Street to push companies to put women on their boards, in the financial district in New York Image copyright Reuters
Image caption 少女の像は、性差別に取り組むよう企業に促す運動の一環として設置された(ニューヨーク・ウォール街)

今月8日の国際女性デーを記念して、ニューヨークのウォール街に登場した果敢な少女の銅像が、来年3月まで雄牛の前にすっくと立ち続けることになった。ニューヨークのビル・デブラシオ市長が27日、発表した。

経済界における女性差別や男女の賃金格差などを取り上げるため、3月8日に設置された像は、27日に撤去の予定だった。しかし強気相場を象徴する「突進する雄牛」像の前に力強く立つ「恐れ知らずの少女」は、世界的な人気者となり、たちまち観光名所になった。

そのためニューヨーク市は、設置許可を延長することにしたという。

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Image caption デブラシオ市長は少女の像が「恐怖と権力に立ち向かっている」と称えた(27日)
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Image caption 「恐れ知らずの少女」は市民にも観光客にも人気だ(27日)

身長121センチの少女像と並んだデブラシオ市長は、「恐怖と権力に立ち向かい、正しいことをするための力を自分の中に見出すことのできる」姿だと称え、「ニューヨークの人たちにとって、実に大切な」ものだと話した。

「誰もがインスピレーションを必要としているこの時に、彼女はあらゆる人にインスピレーションを与えてくれる」

芸術家クリステン・ビスバルさん作の像は、資産運用会社ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ(SSGA)が発注したもの。少女は未来を象徴する姿だとSSGAは話す。

SSGAはさらに、米上場企業の上位3000社のうち4分の1に、女性役員が1人もいないと指摘した。

ウォール街の有名な「突進する雄牛」像は、当初はイタリア出身の芸術家アルトゥロ・ディ・モディカさんがゲリラ的に設置した。

1987年の「ブラックマンデー」の株価大暴落に反応して、「米国民の力強さ」を表すものとして1989年に設置されたところ、人気を集めて常設となった。

(英語記事 New York's Fearless Girl statue to stay on till March 2018

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