【ロンドン襲撃】 テムズに落下の女性に応援相次ぐ 家族「感動」

Andrei Burnaz and Andreea Cristea

ロンドン中心部の英議会議事堂周辺で22日に起きた襲撃事件で、ウェストミンスター橋からテムズ川に落下したルーマニア人女性の家族が、英国中から寄せられる「愛と応援と敬意」の気持ちに感動しているとコメントした。

ルーマニア出身のアンドレア・クリステアさんは、恋人のアンドレイ・ブルナスさんとロンドン観光中に事件に巻き込まれた。ハリド・マスード容疑者が橋の歩道に乗り上げて猛スピードで通行人を次々とはねた際、川に落下した

2人の家族は共同声明で、クリステアさんが依然として重体ながら安定した状態で入院中だと明らかにした。またロンドン警視庁を通じて、2人の写真を公表した。

クリステアさんとブルナスさんの家族は、「私たちは、救急対応してくれた人たち、医療スタッフ、そして英政府省庁の支援にとても感謝しています」とコメントし、クリステアさんが「最高の医療ケアの恩恵を受けています」と説明。

「私たちのアンドレアに寄せられた愛と応援と敬意に感動しています」

ブルナスさんは襲撃で足を骨折したが、すでに退院している。

ルーマニアのダン・ミハラチェ駐英大使は事件後、ブルナスさんは事件当日、クリステアさんに結婚を申し込むつもりだったと明らかにした。

大使はさらに、マスード容疑者が車でブルナスさんをはねた後、クリステアさんにあたり、衝撃でクリステアさんはテムズ川に落下した様子だと話していた。

事件でマスード容疑者は、通行人3人をはねて殺害した後、議事堂前でキース・パーマー巡査(48)を刺し死亡させた。その後、現場で警察に射殺された。

パーマー巡査のほか、ロンドンの大学進学準備校で教えていたアイシャ・フレードさん(44)、米国人観光客のカート・コクランさん(54)、ロンドン南部出身の元窓清掃員レスリー・ローズさん(75)歳の合計4人が犠牲になった。

現在も事件で負傷した12人が、ロンドン各地の病院に入院している。

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Image caption 左から、襲撃事件の犠牲になったキース・パーマー巡査、カート・コクランさん、アイシャ・フレードさん

犠牲者ひとりひとりについては、ウェストミンスター検死官裁判所が死亡事案を取り上げ審理する予定。

(英語記事 London attack: Thames woman's family overwhelmed by 'love and support'

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