トランプ米大統領、最初の給与を国立公園局に寄付

ジンキ内務長官(写真左)に小切手を手渡すスパイサー広報官(同右) Image copyright EPA
Image caption ジンキ内務長官(写真左)に小切手を手渡すスパイサー広報官(同右)

米ホワイトハウスは3日、ドナルド・トランプ大統領が受け取った最初の給与を国立公園局に寄付したと発表した。トランプ氏は年間の給与すべてを寄付すると公約している。

ショーン・スパイサー大統領報道官は記者会見室で、トランプ大統領が就任してから3月末までの給与、7万8333ドル(約870万円)の額が書かれた小切手をライアン・ジンキ内務長官に手渡した。国立公園や国立記念碑を管轄する国立公園局は、内務省の傘下にある。

しかしトランプ大統領が一方で、内務省予算を10億ドル以上削減しようとしているという批判も、すぐに上がった。

トランプ政権が先月提示した予算案は、内務省の予算を12%削減する内容となっている。

ジンキ内務長官は、トランプ氏の寄付を「非常に喜んでいる」と語り、寄付金は国内の戦場跡地の維持に使われると述べた。

一方、ソーシャルメディアでは、寄付した額はトランプ氏がフロリダ州に所有するリゾート「マール・ア・ラーゴ」の警備費用のわずか2時間分、もしくはニューヨーク・マンハッタンの「トランプ・タワー」の警備費用のたった半日分とほぼ同額だと指摘する投稿があった。

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Image caption 「トランプ氏は第1四半期の給与7万8333ドルを国立公園局に寄付する一方で、予算案では内務省の予算を20億ドルカットしようとしている」
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Image caption 「小切手に書かれていた7万8000ドルで、トランプ・タワーの警備が半日できるね(彼が不在の時だけど)」
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Image caption 「これが答え。ドナルド・トランプが寄付した給与は、マール・ア・ラーゴの警備費用にあてられる税金コストの……だいたい2時間分だ」

環境保護団体の「シエラ・クラブ」はツイッターで、トランプ氏の寄付について、「実施が遅れている公園の維持対策には、120億ドルが必要。(大統領の寄付は)それにとうてい足りない、ささいなこと」だとコメント。「米国の公園、そして公園が支える人々や経済は、実際的な資金を必要としている。巨大な偽小切手じゃない」と批判した。

一方、トランプ大統領の支持者たちは寄付を称賛した。

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Image caption 「トランプ大統領は第1四半期の大統領給与を7万8000ドル以上を国立公園局に寄付した。ありがとう大統領」
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Image caption 「自分がどうしてトランプに投票したか、選挙以降毎日、再確認している。私たちの国立公園は将来の世代が受け継ぐ素晴らしい遺産だ」

今年1月20日のトランプ大統領の就任式直後には、同氏と国立公園局が対立する一幕があった。

就任式を見るため連邦議会議事堂に隣接した「ナショナル・モール」公園に集まった人々を空から撮影した写真を、バラク・オバマ前大統領が再選された後の就任式の写真と比較するツイッター上の投稿を、国立公園局がリツイートした後、同局のアカウントは一時的に非表示になっていた。

(英語記事 Trump gives part of salary to US parks

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