英極右男性に微笑んで立ち向かい 女性の写真が話題に

Birmingham scene Image copyright PA
Image caption 極右団体EDLの集会で撮られたこの写真が話題に(8日、バーミンガム)

英中部バーミンガムで8日、極右団体「イングランド防衛同盟(EDL)」の集会で取り囲まれた女性を助けようと、微笑みながら割って入った若い女性の写真が、大きな話題を呼んでいる。

バーミンガム出身のサフィーヤ・カーンさんは、ヒジャブ姿の女性がEDL支持者の男性約25人に取り囲まれるのを見て、割って入ったとBBCに話した。

「自分の地元で、誰かが多勢に無勢でやられてるのを見たくないので」とカーンさん。

EDLが集会を開いた市内中心部のセンティナリー(市制百周年記念)広場では、対抗するカウンター集会も開かれていた。カーンさんは対抗集会に参加していたわけではないが、EDLに向かって「イスラム差別主義者!」と叫んだ女性が、「かなり大きいEDLの連中にぐるり360度囲まれていた」のを見て、前に出ることにしたという。

カーンさんが「前に出て、彼女を支持すると言って、(EDLの主張を)否定した」ところ、今度は自分が取り囲まれた。その様子を英PA通信のカメラマンが撮影し配信したところ、大きな話題となった。地元選出の野党労働党議員や著名司会者なども、ツイッターでツイートした。

EDLは、ヒジャブ姿の女性が、ストックホルムのトラック突入事件の犠牲者を悼む1分間の黙祷を邪魔したのだと説明している。

パキスタン系とボスニア系の両親をもつカーンさんは、英国生まれ。囲まれても「まったく怖くなかった」と話す。

目の前の男性は「こちらの顔めがけて指でぐいぐい差してきて、とても乱暴だった。警官がいたので、男は指で差すのを止めたけど。自分自身が暴力を振るうつもりはなかった」とカーンさん。

微笑みながら男性に対峙する自分の写真が広く拡散され、驚いているという。

EDLはフェイスブックで、ストックホルム攻撃の犠牲者追悼の黙祷を妨害したグループに、カーンさんも加わっていたと主張している。

(英語記事 EDL Birmingham protest photo woman 'surprised' by viral reaction

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