北朝鮮めぐり米中首脳が電話会談 中国は「平和的」解決主張

太平洋を航行する米原子力空母カール・ビンソン(1月30日) Image copyright Reuters
Image caption 米国が空母打撃群を朝鮮半島近くに派遣したことに、北朝鮮は強く反発している。写真は太平洋を航行する米原子力空母カール・ビンソン(1月30日)

中国国営テレビの中国中央電視台(CCTV)は12日、習近平国家主席がドナルド・トランプ米大統領と電話会談し、緊迫する北朝鮮情勢について「平和的」解決の必要性を主張したと伝えた。一方で、トランプ氏は11日、中国が協力しないなら米国は単独で北朝鮮の「問題を解決する」とツイートしている。

CCTVによると、米中首脳は12日朝に電話で話し合った。米政府はまだ発表していない。

報道によると習主席はトランプ氏に、「(朝鮮)半島の非核化、平和の堅持、半島の安定、平和的手段による問題解決という目標」に中国として注力していく意向を伝えたという。

中国国営紙「環球時報」の英字紙「グローバル・タイムズ」は12日、「平和のためにブレーキを踏むべきだ」と北朝鮮に呼びかける社説を発表。米国は「核武装した北朝鮮と共存するつもりはない」と指摘した。

「平壌は強硬姿勢を続けることもできるが、自分たちの安全のためには少なくとも挑発的な核とミサイル行動は停止するべきだ。今のこの時点で、北朝鮮政府はミスを犯してはならない」と同紙は書いた。

これに先駆けてトランプ氏は11日、「北朝鮮はこのままいくと面倒なことになる。もし中国が協力することにするなら、それは最高だ。もししないなら、(中国)抜きで問題を解決する! U.S.A.」とツイート。「中国の主席には、北朝鮮問題を解決すれば、米国との貿易協定はずっとましなものになると説明した」とも書いている

北朝鮮情勢は、米国が9日までに空母打撃群を朝鮮半島へ派遣したことで緊迫。原子力空母カール・ビンソンを中心とする打撃群には、ニミッツ級空母カール・ビンソン、誘導ミサイル駆逐艦2隻、誘導ミサイル巡洋艦が含まれる。

米国のこの動きを受けて北朝鮮は10日、「強力な武力」によって自らを防衛すると反発。「米国の不埒(ふらち)な行為によって引き起こされる破滅的帰結の責任は、すべて米国にある」と非難し、「米国が望むいかなる戦争の形態にも、我々は対応する用意がある」と表明した。

(英語記事 Xi-Trump call: China urges 'peaceful' North Korea solution

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