豪ラッパーが海沿いレストランから泳いで逃亡 「無銭飲食」狙いか

豪クイーンズランドの有名レストラン「オメロス・ブラザース」 Image copyright Omeros Bros
Image caption 豪クイーンズランドの有名レストラン「オメロス・ブラザース」は「本当に奇妙なできごとだ」と

「2pec」という名のオーストラリアのラップ・ミュージシャンが海辺のシーフード・レストランで盛大にごちそうを楽しんだあと、代金を払わずに海に向かって逃げ出したという。豪クイーンズライドの裁判所で10日、罪状が読み上げられた。

地元報道によると、警察は9日、ジェットスキーでこの男性を追跡。逮捕された男性は、友人がビーチで出産しているのを手伝いに走ったのだと主張したという。

豪東部サーファーズ・パラダイスのレストラン「オメロス・ブラザーズ」での食事代は、600豪ドル(約5万円)を超えていた。

窃盗と暴行の罪で訴追されたテリー・ペック容疑者(33)は、後にロブスターに火が通りすぎていたと話した。

「2pec」ことペック容疑者は事件翌日の10日に出廷。「pec」は本名と音が同じというほか、「大胸筋」を意味する。

調べによると、容疑者はロブスター2匹、タコの子、カキとウォッカのショット21杯、そして「コロナ・ビールを何本か」、飲み食いしたという。

「え! それをぜんぶひとりで!」 豪ABCニュースによると、ジョーン・ホワイト治安判事は、保釈条件を読み上げる際にこのように感嘆した。

容疑者に料理の出来を批判された店の代表マーク・ハニーバンさんは、ABCニュースに対して、「当店のロブスターは常に完璧に仕上がっています。それが誇りです」と話した。

豪メディアは、ペック容疑者が自主製作した曲をいくつか発掘。中には、「オジ・オジ・オジ・オイ・オイ・オイ」という曲もあったという。

Image copyright El Rincon de Pepin
Image caption 今年3月にはスペイン北部の「エル・リンコン・デ・ペピン」でも無銭飲食騒ぎがあった

飲食店に無銭飲食のリスクがつきまとうのは、もちろんオーストラリアだけではない。

3月にはスペイン北部で無銭飲食を繰り返している疑いの集団のリーダーが逮捕された。

100人以上からなるこのグループは、レオン県ベンビブレにあるレストラン「エル・カルメン」で、2000ユーロ(約23万円)以上の食事を飲食し、デザートが出る前に逃げ出した。洗礼式のお祝いだと話していたという。

この1週間後には近くの「エル・リンコン・デ・ペピン」で、今度は結婚披露宴だと言う説明で同様の事件が起きた。

レストランのオーナー、ローラ・アリアスさんはBBCに、このグループは1000ユーロを前払いしたものの、1万ユーロ分の食事をしてそのまま逃走したと話した。

(英語記事 Australian rapper skips dinner bill by swimming off, court told