「戦略的忍耐の時代は終わった」 北朝鮮問題で米副大統領

南北軍事境界線近くで米韓の軍関係者と会うペンス米副大統領(写真中央、17日) Image copyright AFP/Getty Images
Image caption 南北軍事境界線近くで米韓の軍関係者と会うペンス米副大統領(写真中央、17日)

韓国を訪問中のマイク・ペンス米副大統領は17日、北朝鮮に対する「戦略的忍耐の時代」は終わったと述べた。

黄教安(ファン・ギョアン)大統領代行との会談後に共同記者会見に臨んだペンス副大統領は、過去の米政権が「戦略的忍耐」の政策をとるなかで北朝鮮は核やミサイルの実験を続けてきたと指摘した。

ペンス氏は韓国への支援をあらためて表明し、「我々は100%、あなたたちを応援する」と語った。

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黄大統領代行は、北朝鮮の脅威からの防衛を目的に、最新鋭迎撃システム「終末高高度防衛(THAAD)」が早期に配備されたことへの歓迎の意を表明した。

一方、ペンス氏はTHAAD配備に反発した中国が韓国に対して取った報復的措置は遺憾だと述べた。

レックス・ティラーソン米国務長官が先月、板門店を訪れた際にも、先制攻撃的な軍事行動は選択肢に入っていると語っていた。

ペンス副大統領は同日午前、南北の軍事境界線にあるパンムンジョム(板門店)を訪れた。

副大統領は国連軍の基地「キャンプ・ボニファス」をヘリコプターで訪れ、兵士らを激励した後、板門店に向かった。

父親が1950~1953年の朝鮮戦争で戦ったペンス氏は記者団に対し、米韓両軍の協力関係は「歴史的」で、「両国民のゆるぎない結びつきの証」だと述べた。

米国と北朝鮮の間で緊張が高まるなか、ペンス副大統領は10日間の予定でアジアを歴訪している。

韓国の聯合ニュースによると、米韓両国の空軍は17日、北朝鮮に対応する準備態勢を強化するため合同軍事演習を行った。2週間にわたる演習「マックス・サンダー」には、米軍から約1000人、韓国軍から約500人が参加する。

一方、北朝鮮は15日に金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の祖父、故金日成(キム・イルソン)氏の生誕105年を祝う大規模な軍事パレードを行ったほか、16日には弾道ミサイルの発射を試みたが失敗している。

北朝鮮情報サイト「38ノース」によると、専門家らは北朝鮮の核施設の動きから6回目になる核実験が近く実施される可能性があると指摘している。

(英語記事 US VP Pence arrives near demilitarised zone dividing Koreas

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