米議会、今年9月末までの予算で合意 政府機関の閉鎖回避へ

2013年には医療保険制度改革をめぐって実際に政府機関が一時閉鎖されている Image copyright Getty Images
Image caption 2013年には医療保険制度改革をめぐって実際に政府機関が一時閉鎖されている

米議会は今年9月末までの連邦政府の予算で合意した。米メディア各社が30日に報じた。ドナルド・トランプ大統領が主張してきたメキシコとの国境に壁を建設する費用は、今回含まれなかった。

予算の規模は1兆ドル(約111兆円)で、軍事予算が増額された。予算案は本会議で可決される必要がある。

議会は28日、翌日午前零時の期限切れ直前に、政府機関の閉鎖を回避するためのつなぎ予算を可決。会計年度末を迎える9月末までの5カ月間の予算交渉期限は、すでに1週間延長されていた。

AP通信によると、今回の合意内容は数日中に本会議で採決される見通し。

2013年には、医療保険制度改革をめぐる与野党の対立を背景に、政府機関が17日間閉鎖された。

今回の合意内容の詳細は、まだ明らかになっていない。

しかしAP通信によると、トランプ大統領が主張していた米軍強化のため当初の支出として150億ドルが認められたほか、国境管理に15億ドルの予算が割り当てられた。

ただし、政権が要求していた医学の研究や地域社会の開発に対する補助金のカットは認められなかった。

主要な問題で意見が対立するなか、ぎりぎりの交渉が行われ、上下院の多数派を占める与党・共和党は妥協を迫られた。

トランプ大統領は先に、メキシコ国境の壁建設費用を政府予算に組み込むことに反対する民主党の要求に従わざるを得ないと述べていた。

トランプ氏が選挙期間中から主張してきた医療保険制度改革(オバマケア)の撤廃・代替案をめぐっても、共和党議員らの間の意見対立を背景に、今回の予算案に含めることはできかなった。

(英語記事 US budget: Funding deal reached to avert shutdown

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