金正恩氏と会えれば「光栄」 トランプ米大統領

トランプ氏(写真右)は金氏(同左)のことを「なかなかの切れ者」と述べていた Image copyright Getty Images
Image caption トランプ氏(写真右)は金氏(同左)のことを「なかなかの切れ者」と述べていた

ドナルド・トランプ米大統領は1日、北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党委員長と適切な状況の下で会うことができるなら「光栄だ」と語った。

トランプ氏は米通信社ブルームバーグとのインタビューで、「もし僕が彼と会うのが適切な場合は、会う。もちろんだ。そうできれば光栄だ」と述べた。

前日にCBSテレビが放送したインタビューでトランプ氏は、金委員長について「なかなかの切れ者」と語っていた。

一連の発言は、北朝鮮の核・ミサイル開発をめぐって同国と米国との間の緊張が高まるなかでされている。

1日のインタビューを受けてホワイトハウスは声明を発表。両首脳の会談が実現するには北朝鮮が多くの条件を満たす必要があると述べた。

ホワイトハウスのショーン・スパイサー報道官は、米国は北朝鮮が挑発的な行動を直ぐに止めるべきだとした上で、「条件がそろっていないことは明白だ」と語った。

CBSとのインタビューでトランプ大統領は、金委員長が「かなりタフな相手」に囲まれながらも、若くして権力の座についたと述べていた。また、金氏が正気かどうか「まったく分からない」とも話した。

金委員長は、父・金正日総書記の死去から2年後の2013年に叔父・張成沢(チャン・ソンテク)を処刑。また、今年2月には異母兄の正男氏を暗殺した疑いがもたれている。

トランプ大統領はCBSとのインタビューで、「みんな彼のことを『正気なのか』と言っている。僕にはまったくわからないが、26か27の若者だったわけだ。父親が死んだ時。もちろんとてもタフな相手とやりとりしてる。特に将軍とかそういう。それですごく若くして権力を掌握できた。大勢がおそらく、その権力を取り上げようとしたはずだ。叔父とかそういうほかのいろんな人が。それでもやってのけた。だから明らかに、なかなかの切れ者だ」と述べた。

北朝鮮は先月29日、2週間で2度目となるミサイル発射実験を実施。実験は前回同様、失敗したとみられている。

Image caption 北朝鮮のミサイルの射程範囲。(①-ノドン、②-テポドン1、③-ムスダン、④-テポドン2)

朝鮮半島では北朝鮮と韓国がそれぞれ軍事訓練を実施しており、緊張が高まっている。

米国は原子力空母カール・ビンソンを中心とする打撃群を朝鮮半島の近くに派遣したほか、韓国に地上配備型迎撃システム「終末高高度防衛(THAAD)」の配備を開始している。

北朝鮮の国営通信・朝鮮中央通信(KCNA)は30日、米国に対して「馬鹿げた軍事挑発に伴う破局的な結末を熟慮」するよう促した。

北朝鮮はミサイル発射実験を繰り返し強行しているほか、6回目となる核実験を行うと示唆している。

トランプ大統領はCBSテレビとのインタビューで、北朝鮮が核実験を重ねたりしたら米国は「これを決して歓迎しない」と発言。それは軍事行動で対応するという意味かと尋ねられると、「分からない。というか、どうなるかな」と答えた。

(英語記事 Donald Trump: I would be honoured to meet Kim Jong-un

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