アップル決算、予想外のiPhone販売減少 新型待機か

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米アップルは2日、1~3月期決算を発表した。それによるとiPhoneの販売台数が前年同期比1%減と、予想外の減少を見せた。

アップルによると、1~3月のiPhone販売台数は1%減の約5080万台。今年中に新型iPhoneを発表する予定のため、それを待つ消費者が「小休止」していることが影響したとティム・クック最高経営責任者(CEO)は結果を分析した。

販売台数は減ったものの、単価の高い「iPhone 7 Plus」の売れ行きが好調だった影響で、iPhoneの売上高は1%増の332億ドルとなった。

時間外取引で、アップルの株価は1.9%安の144.65ドルをつけた。

アップル全体の売上高は4.6%増の約529億ドルと、わずかに市場予想を下回った。

アップル・ペイやiCloud、アプリ販売のApp Storeなどのサービス収益によって、iPhone販売台数の減少分を埋め合わせる形となった。特に、App Storeは売り上げが18%増の70億ドルに達した。

クックCEOはこのほか、アップル・ウォッチやエア・ポッド、ビート・イヤホンの販売拡大も指摘した。

「グローバルデータ・リテール」は、iPhoneの売り上げは2年前の同時期に比べて70億ドル減だと指摘。

「アップルに対して不当に厳しくするつもりはないが、前年度の停滞からまだ抜けきっていないことを指摘するために、この点を強調する」と同社は説明している。「製品ラインアップは成熟しており、これといった新規デバイスが登場していないため、失った足場を十分に回復できずにいる」。

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昨年の不調は中国が一因だとされたが、今回も中国での売上高は14%減と厳しい状況だった。ただしクック氏は、為替レートの上下が影響していると話した。

アップルによると、世界全体の最終利益は前年同期比4.9%増の110億2900万ドル。

株主には計500億ドルを追加配当する方針という。

BBCのデイブ・リー北米テクノロジー担当記者は、アップルの売り上げピークとなるクリスマス商戦が終わった後のこの1~3月期決算は例年、期待外れになるのが常だが、iPhone販売台数の減少は投資家をやや落胆させたと説明。

一方で、iPhone発売10周年となる今年は新商品への期待が高まっているだけに、大ヒット商品を期待する投資家は、小規模なアップグレードだけでは満足しないだろうとリー記者は指摘する。

(英語記事 Apple sees surprise fall in iPhone sales

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