トランプ氏とプーチン氏、シリア停戦を協議 電話会談

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ドナルド・トランプ米大統領とウラジーミル・プーチン露大統領は2日、電話で会談し、シリア紛争の停戦を強く求めていくことで合意した。両政府は、建設的なやりとりだったと明らかにした。両首脳が会談するのは、米軍がシリア軍基地を4月初めにミサイル攻撃して以来、初めて。

ホワイトハウスは、「トランプ大統領とプーチン大統領は、シリアの苦しみは長く続き過ぎたと同意。暴力終結に向けてすべての当事者が最善を尽くす必要があると合意した。とても良いやりとりで、人道その他の理由から持続的平和を実現するため、安全地帯ないしは段階的対立緩和のための地帯設定も話し合った」と発表した。

プーチン大統領は同日、シリア北西部の反政府勢力地区で化学兵器の使用が疑われる攻撃があったことについて、事実関係の完全な調査を求め、化学兵器の使用はいかなる形でも容認できないと非難した。

4月4日にハーン・シェイフンの町が攻撃され80人以上が死亡した直後には、ロシアは反政府勢力の化学兵器備蓄庫が爆撃されたため、薬品が漏れ出したのだと説明していた。ロシアが支援するシリアのアサド政権は、化学攻撃などでっち上げだと反発していた。

ロシア政府はさらに、両大統領が停戦合意強化に向けた対応推進で合意したと説明。「シリアにおける真の紛争解決プロセス開始に向けて、条件を整えるのが目的」だと表明した。

両政府は、米軍が巡航ミサイル59発をシリアの空軍基地に向けて発射した件について両大統領が話し合ったかどうかは、明らかにしなかった。

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Image caption シリア紛争は2011年に始まった

両大統領はシリアのほかに北朝鮮問題や、直接の首脳会談の時期について話し合ったという。

ホワイトハウスによると、両大統領は「北朝鮮の極めて危険な状態をどう解決するのが最善か」話し合った。ロシア政府は、「朝鮮半島の危険な状況を詳細に話し合った。ウラジーミル・プーチンは抑制を呼びかけ、緊張レベルの軽減を求めた」と明らかにした。

ロシア政府はさらに、トランプ大統領の当選以来初となる首脳会談を、7月初めに独ハンブルクで予定される20カ国・地域(G20)首脳会議に合わせて実施する方向で協議したと説明。ホワイトハウスはこれについてコメントしていない。

(英語記事 Trump and Putin: Syria ceasefire heads leaders' agenda

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