米ボーイング、新型737MAXの試験飛行を停止 エンジン欠陥の可能性

737MAX型機 Image copyright Getty Images
Image caption 737MAX型機

米航空機大手ボーイングは10日、737型機の最新モデル「737MAX」の試験飛行を停止すると発表した。エンジンに欠陥がある可能性があるためだという。

ボーイングは「737MAX」を発注した航空会社に近く納入する予定だった。

しかし、ボーイングは5月中に納入する計画を維持しており、生産も予定通り進めるとしている

発注した航空会社は、アメリカン航空、サウスウェスト航空、中国の山東航空など。

インドの格安航空会社スパイスジェットは今年に入ってボーイングに205機を発注。契約額は220億ドル(約2兆5000億円)に上る。ボーイングは、スパイスジェットへの737MAXの納入は2018年に開始すると明らかにしていた。

燃費効率の向上が図られている737MAXは、ボーイングにとって最も販売台数の多い737型機の新モデルとして開発された。

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Image caption 737MAX9の試験飛行

エンジンに欠陥か

ボーイングは、エンジンのタービン・ディスクに問題があるかもしれないと先週通告を受けたという。タービン・ディスクはエンジン製造会社CFMインターナショナルの下請け部品メーカーが製造している。

CFMは、ボーイングにエンジンを納入する米ゼネラル・エレクトリックと仏サフランの合弁会社。

ボーイングは合計2000時間以上に及ぶ試験飛行中に問題が起きたことはなかったとしている。

同社はBBCの取材に対し、「用心に越したことはないとの判断から、MAXの飛行を一時的に停止することにした」と語り、「今回の措置は、我々の製品を使い空を飛ぶ人たちの安全に何よりも優先的に取り組むという考えに沿ったものだ」とした。

737MAXシリーズの最も初期のモデル、737MAX8は額面価格が1億1000万ドルだが、航空会社は通常、かなりの価格優遇を受ける。

737MAX8に次いで開発された737MAX9では、座席が増えた。ボーイングは先月、同機種の初飛行に成功している。

ボーイングの昨年の決算では、売上高・利益が減少。軍用機の納入が減ったことが主な要因だった。ボーイングは昨年、創業100年を迎えた。

(英語記事 Boeing halts test flight of new plane

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