欧州発米国行き、ラップトップ機内持ち込みは今後も可能に

A Syrian woman travelling to the United States through Amman opens her laptop before checking in at Beirut international airport Image copyright AFP

米国と欧州連合(EU)は、欧州から米国へ飛ぶ旅客機でラップトップ・パソコンの機内持ち込みは禁止しないことで合意した。米国とEUの代表がブリュッセルのEU本部で4時間にわたり協議した末、結着した。ただし、他の安全対策は検討中だという。

米政府は3月にイスラム教徒の人口が多い8カ国(トルコ、モロッコ、ヨルダン、エジプト、アラブ首長国連邦、カタール、サウジアラビア、クウェート)からのフライトで、「スマートフォンより大きい」電子端末の機内持ち込みを禁止。この措置を、欧州発の便にも拡大する方針を示していた。

ラップトップに隠して爆発物を機内に持ち込む計画について米当局が新しい機密情報を入手したという最新報道を受け、EU側が会合を米政府に要求した。

具体的な脅威の内容は公表されていない。

EU消息筋は、米政府からの説明はきわめて重要な内容だったと話した。

EU関係者は米国側から、安全保障問題についてトランプ政権下でのより良い情報交換の時代がこれで始まると伝えられたという。

米国のラップトップ持ち込み禁止に続き、英国も3月に6カ国からのフライトについて同様の禁止措置を導入した。

英民間航空パイロット協会の安全対策専門家、スティーブ・ランデルス氏はこれに対して、リチウム電池の発火による危険があるため、大型電子端末は貨物室に置いた方が危険だと指摘する。

「端末が損傷したりショートすれば発火する危険がある以上、客室内で発生した方がすぐに気づくし、手に負えなくなる前に乗務員が素早く対応できる」

「貨物室に保管された場合、いったん発火すればとんでもない事態になり得る。実際に、リチウムイオン電池が事故原因として指摘された墜落事故が2件ある」

(英語記事 US and EU reject expanding laptop ban to flights from Europe

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