韓国軍兵士、同性愛行為で有罪判決

韓国軍兵士(資料写真) Image copyright Getty Images

韓国の軍事裁判所は24日、陸軍の大尉に対し、別の男性兵士と性行為をしたとして執行猶予付きで半年間の禁錮刑を言い渡した。

大尉の名前は明らかにされていない。判決を聞いて大尉は倒れ、病院に運ばれた。

韓国で同性愛行為は民間人の間では犯罪にはならないが、軍法は兵士や軍属の同性愛行為を禁じている。

人権擁護団体は、韓国軍が同性愛者を排除するために「魔女狩りをしている」と批判している。

韓国の軍刑事法は、同性同士の性行為や「そのほかの恥ずべき行動」を最大2年間の禁錮刑に処するとしている。

同法に違反した判断された大尉は、禁錮刑については1年間の執行猶予付きだが、不名誉除隊処分を受ける。

不当な有罪判決

韓国のNGO(非政府組織)、「軍人権センター」は先月、陸軍の張駿圭(チャン・ジュンギュ)参謀総長が陸軍内の同性愛者を見つけ出すよう指示したと主張した。張氏の指示を受けた調査の結果、40~50人の兵士が特定されたという。

韓国軍は軍人権センターの主張を否定している。

国際人権団体アムネスティ・インターナショナル東アジア部のロゼアン・ライフ部長は、「だれであっても性的指向やそれによる行為、性自認だけのために訴追されるべきではない。重要なのは軍の任務であってセクシュアリティーではない」と語った。

アジア地域では今週、同性愛に関するニュースが相次いだ。インドシア北部のアチェ州では、2人男性が同性愛行為をしたとして公開むち打ち85回の刑に処せられた。一方で、台湾の憲法裁判所に相当する司法院大法官会議は24日、同性婚を認めない民法の規定は違憲だとの解釈を示し、2年以内に法改正するよう命じた。

(英語記事 South Korean soldier given suspended jail term for gay sex

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