ポルトガル山火事で61人死亡 3日間の服喪

ポルトガル中部ペドロガン・グランデの森林火災は広範囲に拡大した Image copyright EPA
Image caption ポルトガル中部ペドロガン・グランデの森林火災は広範囲に拡大した

ポルトガル中部ペドロガン・グランデで17日に発生した山火事で、スペイン政府は18日、61人が死亡したと明らかにした。複数が行方不明のため、死者数は増えるおそれがある。政府は、3日間の服喪期間を発表した。消防士1600人態勢で消火活動にあたるものの、火はまだ鎮圧されていない。

ホルヘ・ゴメス内相によると、30人の遺体が幹線道路に向かう路上の車内で発見され、さらに17人が車両の横で発見された。犠牲者には幼い子供も4人含まれる。多くが、車で炎を逃れようとする途中、煙にまかれたり火傷を負ったりして死亡したもよう。火災が原因の交通事故で亡くなった人たちもいる。

11人が幹線道路沿いの村で死亡した。

負傷者は54人に上り、消防士4人もこの中に含まれる。

現場は首都リスボンから北東200キロの山間部で、火は156カ所にわたり燃え広がった。現在は11カ所で燃え続けているが、首相は「特に2カ所が心配だ」と話している。

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「家が、家が……」 ポルトガル山火事

政府は、消火活動や住民の緊急援助に軍の2個大隊を投入した。

アントニオ・コスタ首相は「森林火災という意味では近年最悪の悲劇だ」と述べ、落雷が原因のようだと話した。

火事は17日午後、強烈な熱波と雨の伴わない雷と嵐の最中に起きた。場所によっては、気温が40度に達していたところもある。警察は、雷が木に落ちたことが原因とみている。

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「もうこれでおしまいだと言われ」 ポルトガル山火事
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Image caption 消火作業にあたる消防士たち(18日)
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Image caption 火事を逃れた男性が支援センターにたどりついた(18日)

フランス政府は消火用の飛行機3機の提供を申し出た。スペインはすでに空中放水用の飛行機2機を派遣した。欧州連合(EU)も空中消火の専用機を約束している。

自宅を脱出した住民の多くは、近隣のアンシアオ地区に避難した。

ポルトガルを先月訪れたばかりのフランシスコ法王は、日曜のあいさつで、「恐ろしい火事の被害を受けた愛するポルトガルの人たちに、近く寄り添っている」と述べた。

エマニュエル・マクロン仏大統領は、「ひどい火事の被害を受けたポルトガルと連帯する。被害者に思いを寄せている。フランスはポルトガルに支援を提供する」とツイートした。

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Image caption 消火活動の合間に急速する消防士たち(18日)

(英語記事 Portugal forest fires: Three days of mourning for 61 victims

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