ロンドン東部で2人に酸攻撃 容疑者出頭

酸攻撃の容疑者はロンドン東部の警察署に出頭した Image copyright Metropolitan Police
Image caption 酸攻撃の容疑者はロンドン東部の警察署に出頭した

ロンドン東部ベクトンで6月21日にムスリム(イスラム教徒)男女が通りすがりの男に酸のような腐食性の液体を投げつけられ、大けがをした事件で、指名手配されていた容疑者が9日、警察署に出頭した。ロンドン警視庁が発表した。

事件では、自動車に乗っていたいとこ同士のレシャム・カーンさん(21)とジャミール・ムクタルさん(37)が赤信号で停まっていたところに、ジョン・トムリン容疑者(24)が窓から腐食性の液体を二人に投げつけ、逃亡した疑い。

二人は全身に大けがを負った。マンチェスター・メトロポリタン大学の学生のレシャムさんは、日本の成人式に当たる21歳の誕生日を祝ったばかりだった。

ロンドン警視庁によると、指名手配中の容疑者は、二人に「人生を一変させてしまうような」大けがを負わせたとして、容疑者を故意による重大な傷害容疑で逮捕した。

Image copyright Resham Khan
Image caption 顔に重傷を負ったレシャム・カーンさん。左目のけがは回復が難しいという
Image copyright Resham Khan
Image caption 攻撃前のレシャム・カーンさん。経営学専攻のカーンさんは1年間の交換留学を終えたばかりだった
Image copyright Resham Khan
Image caption レシャム・カーンさんは肩や腕、脚にも負傷した
Image caption ジャミール・ムクタルさんのけがの治療には一時的に薬で昏睡状態に導く必要があった

<解説>ロンドンで酸攻撃は増えているのか――ダニエル・ウェインライトBBCニュース・データ担当記者

2016~2017年には、ロンドンでは何らかの酸など「毒性あるいは腐食性」の物質を使った犯罪による被害者が398人いた。2012~2013年にかけては146人だった。

特に急増したのは酸などを使う暴行傷害罪で、2014~2015年の被害者は67人だったが、2015~2016年と2016~2017年にはそれぞれ191人が被害に遭った。

2012年から2017年3月にかけては、「毒性あるいは腐食性」の物質を使った強姦事件も5件起きている。

ロンドン警視庁の判事統計は「毒性あるいは腐食性」の物質が使われた事件をまとめているため、こうした事件のすべてが、酸を使っているわけではない。

(英語記事 East London acid attack: John Tomlin arrested

この話題についてさらに読む

関連リンク

BBCは外部サイトの内容に責任を負いません