トランプ氏、ホワイトハウス内の雰囲気は「最高」

メリーランドから大統領専用機に乗ってフランスへ向かうトランプ大統領(12日) Image copyright AFP/Getty Images
Image caption メリーランドから大統領専用機に乗ってフランスへ向かうトランプ大統領(12日)

2016年米大統領選でのトランプ陣営とロシアとのつながりをめぐる疑惑に注目が高まるなか、ドナルド・トランプ米大統領は12日、ロイター通信の取材に対して、ホワイトハウスの中の雰囲気は「最高だ」と述べた。さらに、自分の政権は「素晴らしく機能している」とも強調した。

トランプ氏とロシア政府の関係をめぐっては、大統領の長男が11日、「ロシアとその政府が大統領選でトランプ氏を応援する一環」としてロシア人弁護士がヒラリー・クリントン氏に不利な情報を提供したいという申し出を、自分が喜んで受け入れようとしているのが明白な複数のメールを、自らツイートした

米紙ワシントン・ポストは、ドナルド・トランプ・ジュニア氏がメールをツイートしたことでホワイトハウスが大混乱状態だと伝えた。同紙によると、トランプ氏の側近は「カテゴリー5級のハリケーンだ」と呼んでいるという。

米議会や連邦捜査局(FBI)は、ロシア政府がトランプ氏の当選を支援したという疑惑を調べている。トランプ氏とロシア政府は繰り返し、この疑惑を否定している。

ロイター通信のインタビューでトランプ大統領は、一連の疑惑を「民主党がでっちあげたでたらめだ」と呼んだ。大統領はこれまでにも、大統領選に介入したのは「ロシアだと思うが、ほかにも国や人がいたと思う」と述べ、「本当のところは誰にも分からない」と答えている。一方で、米政府の複数の情報機関や一部の政権幹部は、ロシアによる介入だったと断定している。

トランプ氏は、ロシア政府とつながりがあるとされるナタリア・ベセルニツカヤ弁護士と自分の長男が昨年6月9日に会談していたことは、数日前まで知らなかったとロイター通信に話した。

ヒラリー・クリントン氏に不利な情報提供を持ちかけられていると仲介を受け、長男が弁護士との面会に応じたことについて、大統領は「多くの人が、多くの政治のプロが、誰でもやることだと言っている」と擁護した。

トランプ氏は、選挙期間中は「色々な人に会う」「激しい時期」だったと振り返る一方で、トランプ・ジュニア氏の行動が残念なものだとは認めなかった。

「民主党の偽物政治家の様子をここ数日見ていたが(中略)そのほとんどが一瞬にしてあの会合に応じたはずだ」

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「本当のところは誰にも分からない」 ロシア疑惑についてトランプ氏

プーチン氏とは「とても気が合う」

トランプ大統領は米保守系宗教チャンネルに対しては、自分はロシアのウラジーミル・プーチン大統領と「とても気が合う」と述べた。12日放送の単独インタビューで答えた。

クリスチャン・ブロードキャスティング・ネットワーク(CBN)のインタビューに対してトランプ氏は、主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)が開かれたドイツ・ハンブルクで7日に、プーチン氏と初会談したことについて質問され、「みんな、二人はうまくいかないよって言ってたけど、誰がそんなことを言ってたんだ。僕たちはとても、とても気が合うと思う」と答えた。

「こちらは非常に強力な核保有国で、向こうもそうだ。なんらかの関係をもたないのは道理に合わない」

トランプ氏はシリア南西部で停戦合意が実現したことを、プーチン政権と協力して得られる成果の一例として挙げた。

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トランプ氏、G20の首脳全員と「とてもうまくやれている」

米大統領はさらに、プーチン氏はヒラリー・クリントン氏のホワイトハウス入りの方を望んだはずだと確信していると述べ、「ヒラリーが勝っていたら、この国の軍隊はボロボロになってたはずだから」とその根拠を説明した。

「エネルギー代はもっと高くなってたいたはずだ。プーチンは僕のそういうところが嫌いだ。だから言うんだ。向こうは僕を希望するだろうか」

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Image caption 大統領の長男ドナルド・トランプ・ジュニア氏(左)とロシア人弁護士、ナタリア・ベセルニツカヤ氏の昨年の会合が注目されている

長男は「潔白」

トランプ・ジュニア氏が昨年6月9日に、ロシア人弁護士ナタリア・ベセルニツカヤ氏と会談した件については、ロシア政府と結託する意図で会談に応じたことの証拠で、連邦法違反だという批判もあるが、異論もある。

長男が11日にメールをツイートした後、トランプ大統領はこれについて、短い声明で長男は「上等な人間」だと支持し、情報公開は透明性確保のためだったと称賛した。またツイッターでは、自分の息子は「開かれていて透明で潔白だ」と主張した。

米フォックス・ニュースのショーン・ハニティー司会者に、この会合について父親に話したのか尋ねられたトランプ・ジュニア氏は、「いいえ。何もなかったので。話すべき内容が何もなかった」と答えた。その一方で、振り返れば別の対応をすべきだったと認めた。

ロシア大統領府のドミトリー・ペスコフ報道官は、ベセルニツカヤ弁護士についてロシア政府は何も知らないと表明している。またベセルニツカヤ弁護士も、自分はロシア政府と関係なく、クリントン氏に不利な情報を持っていたことなどないと述べている。

(英語記事 Trump: I get along 'very well' with Putin

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