イタリア南部イスキア島で地震、二人死亡 幼い三人兄弟救出

A doctor carries a child after an earthquake hits the island of Ischia, off the coast of Naples Image copyright Reuters
Image caption イタリア・イスキア島の地震でがれきに埋まった赤ちゃんが救出された(22日未明)

イタリア南部ナポリ沖のリゾート地イスキア島で21日午後8時57分(日本時間22日午前3時57分)ごろ、マグニチュード4.0の地震があり、少なくとも女性二人が死亡し、39人が負傷した。

ナポリ沖のイスキア島は人口約5万人で、観光客に人気のリゾート地。震源は島北部のカーザミッチョラ近くで、深さは約5キロ。

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Image caption 朝になっても救助活動は続いた(22日)

死亡した女性の一人は教会から落下した破片があたった高齢の女性。もう一人の女性は崩れた建物の下敷きになって死亡しているのが発見された。

一方で、捜索救助チームはがれきの中から、生後7カ月の男の赤ちゃんを無事救出。赤ちゃんの8歳の兄は翌朝、11歳の兄は地震発生から16時間後に救出された。子供たちの両親は無事だった。妊娠中の女性も、がれきの中から救い出されたという。

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Image caption マティアスくん(8)は地震発生の翌朝に救出された(22日、イスキア島)
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Image caption 11歳のチロ君は昼過ぎに救出された
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Image caption ホテルや教会、病院、民家が損壊した。写真はカーザミッチョラのビネトゥム・ホテル
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生後7カ月の赤ちゃんががれきから救出された

地震発生当時、島の大勢がレストランなどで食事をしていた。揺れを経験した人はツイッターに、「恐ろしい経験だった。何もかもが揺れて、真っ暗闇になり、家屋が倒れて……悪夢だった」と書いた。

別の人は「ソファでテレビを見ていたら、真っ暗になって、揺れて、何かが頭に落ちてきた。私が叫ぶと、母親につかまれて、二人で外に走り出た」と書いた。

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Image caption 地震の後、屋外に避難した人たち

島内の一部は停電しているという。地元報道によると、被害の大きかったラッコ・アメーノでは、患者を屋外に避難させ、外に簡易治療設備を設置した。

イタリア赤十字はツイッターで、地元当局と協力して被災者の支援にあたっていると書いた。

夜にかけてナポリとイスキア島を結ぶフェリーが増便され、救助作業員を現場に運ぶと共に、観光客の避難に協力した。何十人もの観光客が滞在を短く切り上げたもようで、地元メディアによると、ベンチで眠りながらフェリー到着を待つ人もいた。

地震発生前から山火事対応のためすでに救急作業員が島内に追加派遣されていたため、地震現場に速やかに急行することができたという。

Image caption イスキア(Ischia)島の位置

(英語記事 Italian quake on Ischia kills two women

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