米国務長官、パキスタンに圧力強める タリバン支援を非難

ティラーソン長官は、パキスタンが現在受けている優遇措置の一部を失う可能性を示唆した Image copyright Reuters
Image caption ティラーソン長官は、パキスタンが現在受けている優遇措置の一部を失う可能性を示唆した

レックス・ティラーソン米国務長官は22日、アフガニスタンの反政府武装勢力タリバンを支援しているとされるパキスタンが「態度を変えなければ」、米国から受けてきた優遇措置を失う可能性があると示唆した。

米国とって地域の主要な同盟国であるパキスタンは、タリバンへの支援を否定している。

ティラーソン長官の発言に先立つ21日には、ドナルド・トランプ米大統領がアフガニスタン戦略についてテレビで演説。トランプ氏は、アフガニスタンからの米軍の早期撤退を否定し、イラクでの間違いを繰り返さないため、「勝つために戦う」ことにしたと述べた。

パキスタンは、米国から北大西洋条約機構(NATO)非加盟の主要同盟国として待遇されているほか、何十億ドルにも上る経済援助を受けている。

しかしティラーソン長官は、パキスタンが「態度を変えるつもりがなく、パキスタンに安全な逃避先を見出している数多くのテロ集団への対応の仕方を変えないと実際に分かれば、(優遇措置は)検討の対象になるかもしれない」と語った。

ティラーソン長官はさらに、パキスタンの安定は米国やほかの国にとって利益になると強調した。

「彼ら(パキスタン)は核保有国であり、我々は彼らの兵器の安全について懸念している。米国が『こちらは我々、そちらはあなたたち』と言っているような状況ではない」

ティラーソン長官は、タリバンがアフガニスタンでの戦闘で勝てないと認識する必要があると指摘した一方、米国も同様かもしれないと示唆した。

同長官は、「我々が勝利を収めないことがあるかもしれないが、そちらもそうだ」と述べ、対立を終わらせるのは交渉だと付け加えた。

(英語記事 US Afghanistan: Tillerson ups pressure on Pakistan

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