米白人至上主義者、警察に出頭 シャーロッツビルで極右集会

キャントウェル容疑者は、極右集会での行動が「バイス・ニュース」のドキュメンタリーで注目された後、逮捕されてしまうと涙ながらに訴えたビデオをYouTubeに投稿した Image copyright YouTube
Image caption キャントウェル容疑者は、極右集会での行動が「バイス・ニュース」のドキュメンタリーで注目された後、逮捕されてしまうと涙ながらに訴えたビデオをYouTubeに投稿した

米バージニア州シャーロッツビルで極右集会に参加し、米「バイス・ニュース」のドキュメンタリーに登場して注目された白人至上主義の男性が23日、警察に出頭した。バージニア大学警察が明らかにした。同州リンチバーグで勾留されたという。

ニューハンプシャー州出身のクリストファー・キャントウェル容疑者は、違法の催涙ガスを使用した容疑2件と、「腐食性の物質」を使い悪意を持って他人に傷害を加えた疑い1件で逮捕された。有罪となれば、数年間の禁錮刑を受ける可能性がある。

米報道によると、容疑者は極右集会に抗議する人に唐辛子スプレーを使ったことは認めているが、あくまでも正当防衛だと主張している。AP通信の取材に対してキャントウェル容疑者は、唐辛子スプレーを使ったのは、「そうしなければ相手の歯を殴って吹き飛ばすしかなかった」からだと話しているという。

今月11日夜からシャーロッツビルで始まった極右集会に参加した容疑者は、たいまつを手にバージニア大学構内を行進し、人種差別やユダヤ人差別的な言動のほかネオナチのスローガンを繰り返す様子が、「バイス・ニュース」のドキュメンタリーで大きく取り上げられた。

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シャーロッツビル衝突 現場記者が見た光景とトランプ氏の発言を比較

11日から12日のシャーロッツビルで撮影され、14日に放送された「バイス」ドキュメンタリーで容疑者は、ユダヤ人を罵倒し、「人種にもとづく国家」を要求。また、極右支持者にヘザー・ハイヤーさんがひき殺されたことは「正当化」できると述べ、「ここで自分たちのやることが終わる前には、もっと大勢が死ぬと思う」などと話していた。

しかし16日になると容疑者はYouTubeにビデオを投稿し、警察の逮捕令状が出されたが自分はどうすればいいのかなど、涙ながらに訴えていた。

ビデオでは「自分は平和的に、法律を守りたいだけだ」とも主張していた。

シャーロッツビルの極右集会は、米南北戦争で南部連合軍を指揮したロバート・E・リー将軍の銅像撤去に抗議する形で、米国各地から白人国家主義者らが集まった。人種差別に反対する人たちと衝突になり、白人至上主義者たちとつながりのある男が、抗議する人たちの中に自動車で突入。地元の法律事務職だった32歳のハイヤーさんが亡くなった。

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極右に抗議する集団に車両突入 決定的瞬間を撮ったカメラマン

(英語記事 Charlottesville violence: White supremacist Cantwell hands himself in

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