ブラジル、アマゾンの広大な国立保護区を鉱物採掘に開放

この地域は1984年、当時の軍事政権が保護区に指定した Image copyright Getty Images
Image caption この地域は1984年、当時の軍事政権が保護区に指定した

ブラジル政府は23日、アマゾンにある4万6000平方キロに及ぶ地域への国立保護区の指定を解除し、鉱物資源の採掘を可能にすると発表した。アマパー州とパラー州をまたぐ地域で、金などの鉱物が豊富だとみられている。

政府は、対象地域内にある9つの保全地区と先住民族保護区は今後も法的に保護されるとしている。

しかし活動家は、こうした地域の現在の状態が大きく損なわれるのではと懸念を示している。

ミシェル・テメル大統領による法令は、「銅及び類似鉱物の国立保護区(Renca)」と呼ばれる地域の指定を解除した。

保護区はデンマークの面積を上回る。このうち約3割の地域で採鉱が可能となる。

鉱業・エネルギー省は、保護森林および先住民族保護区には影響ないとしている。

同省は発表文の中で、「この政策の目的は、新しい投資を引きつけ、国に富をもたらし、社会に雇用や所得を生み出すことであり、持続可能性の考えに常に基づいている」と述べた。

Image caption アマパー州とパラー州の位置

しかし野党のランドルフ・ロドリゲス上院議員は今回の動きを、「アマゾンに対する過去50年で最大の攻撃」と非難したとポルトガル語日刊紙グロボは伝えている。

自然保護団体「世界自然保護基金」(WWF)のブラジル支部のトップ、マウリシオ・ボイボジック氏は7月、同地域での採掘は「人口爆発、森林破壊、水資源破壊、種の多様性の損失、土地紛争の種」につながると警告していた。

(英語記事 Brazil opens vast Amazon reserve to mining