タイ前首相インラック氏が国外逃亡 判決公判に出廷せず

コメ買い上げ制度はインラック政権時代に影を落とす問題の一つだ Image copyright Reuters
Image caption コメ買い上げ制度はインラック政権時代に影を落とす問題の一つだ

タイのインラック・シナワット前首相が国外逃亡したことが25日、明らかになった。関係筋が明らかにした。同国の最高裁はインラック氏が在任中に実施したコメ買い上げ制度をめぐる裁判の判決公判を同日予定していた。

タクシン元首相派のタイ貢献党幹部は、インラック氏が公判の直前にタイを離れることを決めたと語った。

最高裁はインラック氏への逮捕状を出し、保釈金を没収した。

インラック氏の弁護団は、インラック氏は体調不良のため出廷できないと主張していた。裁判所はこれを受け入れず、判決公判を今月27日まで延期した。

コメ買い上げ制度によって国に多額の損失を与えたとして職務怠慢の罪に問われているインラック氏は無罪を主張している。有罪となった場合、最長10年の禁錮刑と政治活動の禁止が言い渡される可能性があった。

タイ貢献党の関係者はロイター通信に対し、インラック氏が「タイを離れたのは確実」だと語ったが、居場所の詳細は明らかにしなかった。

これに先立ち、プラユット・チャンオチャ首相は記者団に対し、国外に出るための全てのルートは厳しく監視されているとし、「出廷しなかったと聞いた。国境検問所の検査を強化するよう命じた」と述べていた。

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Image caption 裁判所の前にはインラック氏の支持者数百人が集まった(25日、バンコク)

(英語記事 Yingluck trial: Ex-PM 'flees Thailand' ahead of verdict