サウジ首都標的のミサイルはイランが提供=米国連大使

フーシ派系メディアはサウジアラビアに向けて発射されたミサイルだとする写真を掲載した Image copyright Reuters
Image caption フーシ派系メディアはサウジアラビアに向けて発射されたミサイルだとする写真を掲載した

サウジアラビアの首都リヤドに19日飛来し迎撃されたミサイルについて、米国のニッキー・ヘイリー国連大使は同日、イランがイエメン反政府勢力に提供したミサイルとの見方を示した。

ヘイリー大使は国連の安全保障理事会で、「イランが提供したミサイルが使用された過去の攻撃と非常によく似ている」と指摘し、「イラン政府の犯罪を白日の下にさらすため我々皆が協力し、我々の考えが彼らに必ず伝わるために必要なあらゆることをしなくてはならない。そうしなければ、イランは拡大する地域の対立に世界をさらに深く引きずり込むだろう」と語った。

イエメンから発射されたミサイルはサウジアラビア軍によって撃ち落とされており、被害の報告は出ていない。

イエメン政府やサウジ主導の連合軍と戦う反政府勢力のフーシ派が運営するテレビ局「マルマシラ」は、弾道ミサイルの「ブルカンH2」がリヤドの王宮に向けて発射されたと報じた。

ヘイリー大使は安保理がイランに対してできる措置を列挙したものの、イランと友好関係にあるロシアは支持しない意向を示唆した。

Image caption サウジアラビアと隣国イエメンの地図と、リヤドを拡大した図

アルマシラのウェブサイトは、ミサイル攻撃は「米国とサウジアラビアの侵略によるイエメンの人々への凶悪な犯罪への報復」だとし、「サウジ体制の指導者たちがリヤドのヤママ宮殿で開く会議」を標的にしたと述べた。会議ではムハンマド皇太子が年度予算について話す予定だった。ヤママ宮殿はサルマン国王の公邸および宮廷となっている。

アルマシラの発表から間もなく、サウジ国営テレビ、アルイクバリヤはリヤドの南でミサイルが迎撃されたと報じた。インターネット上に公開された映像では、リヤド上空に白い雲のようなものが見え、爆発音が聞こえる。

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Image caption フーシ派はブルカンH2ミサイルを今年2月に公開した

連合軍のトゥルキ・アルマリキ報道官(大佐)は、ミサイルは米国が提供しているパトリオットミサイルによって迎撃されたと語った。アルマリキ大佐は、ミサイル攻撃はフーシ派を支援するイランの「介入が続いている」証しだと指摘した。

先月4日には、ブルカンH2ミサイルがリアドのキング・ハーリド国際空港近くまで飛び、迎撃されている。

(英語記事 Yemen rebel missile fired at Riyadh 'bears hallmarks' of Iran

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