トランプ氏の「サメ嫌い」でサメ保護団体に寄付金集中

A Reef Shark swims in the Aquarium of Genova on 11 August 2010. Image copyright Getty Images
Image caption サメは海で随一の捕食動物として獲物の個体数を抑制し、生態系を健全に保っている

ドナルド・トランプ米大統領は実はサメが大嫌いらしいと報道されたのをきっかけに、サメの国際保護団体を支援する動きが広がっている。

トランプ氏がサメが嫌いだと伝えたのは、米タブロイド誌インタッチ・ウィークリー。トランプ氏と関係があったとされるポルノ女優ストーミー・ダニエルズ氏が、インタビューで明らかにした。

記事によると、トランプ氏はサメ保護団体には絶対に寄付しないし、「サメは全滅してほしい」とダニエルズ氏に話したという。

この報道以来、サメ保護団体は寄付金の急増に気づいた。寄付理由に「トランプ」と書いてあるケースもあるという。

「トランプが理由で」とのメッセージがあった。

「アトランティック・ホワイト・シャーク・コンサ―バンシー」や「シー・シェパード」などの保護団体は経済ニュースサイト「マーケットウォッチ」に対し、多額の寄付が集まっていると話した。

「アトランティック・ホワイト・シャーク・コンサ―バンシー」のシンシア・ウィルグレン代表は、「ほとんどの人が怖がる生き物のために資金を集めるのは、確かに大変なこともある。けれどもあの話が報じられてから、トランプ氏の名前で寄付が集まっている」と取材に答えている。

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Image caption ダニエルズ氏は2006年からトランプ氏と不倫関係にあり、大統領選前に高額の口止め料を受け取ったと主張している

米誌ニューズウィークによると、メキシコ沖で存在が確認されている約4メートルのメスのホオジロザメについて、保護団体に「里親登録料」をトランプ氏の「代理」として払った人もいるという。特定のサメの「里親」になると、保護団体がそのサメの目撃情報などを送ってくれる。

英南部プリマスを拠点とする「シャーク・トラスト」など、英国のサメ保護団体でも、寄付金が「目に見えて」増加しているという。同団体の広報はBBCに対し、「情熱的なメッセージ」が寄付金と共に送られてきたが、公表にはふさわしくない内容だと語った。

トランプ氏は2013年7月、ツイッターで「サメは自分のリストではビリだ。世界のダメな連中や、憎む連中と同じくらいかもしれない」と書いていた。

さらにトランプ氏は同日、「みんなすまない、ともかくサメは好きじゃないんだ。でも心配しないで、自分たちがいなくなったずっと後にも、サメはいるから」ともツイートしていた。

「インタッチ・ウィークリー」は、2011年に行ったダニエルズ氏のインタビューを19日に公表。これを機に、保護団体への寄付金が急増した。ダニエルズ氏はインタビューで、当時は不動産王だったトランプ氏と2006年から不倫関係にあったと主張していた。

ダニエルズ氏によると、トランプ氏はディスカバリー・チャンネルでサメの番組「シャーク・ウィーク」を見た後、「色々な慈善団体に寄付しているが、サメを助ける慈善団体には絶対寄付しない」と話したという。

ダニエルズ氏は、トランプ氏がサメに激しくこだわり、「サメをものすごく怖がっていた」と話していた。

(英語記事 Donald Trump's 'hatred of sharks' benefits conservation charities

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