【フロリダ高校乱射】 別の学校乱射犯、銃規制呼びかける高校生を称賛

2月14日の高校乱射事件によって米国内で、銃規制強について新たな議論が起きている Image copyright Reuters
Image caption 2月14日の高校乱射事件によって米国内で、銃規制強について新たな議論が起きている

米フロリダ州パークランドの高校で17人が死亡した2月14日の乱射事件を受けて、高校の生徒たちが銃規制の強化を訴えるなか、別の学校銃撃事件で服役中の犯人が、高校生たちの努力を称賛した。2日付の米紙タイムズユニオンに掲載された。

元生徒による乱射で生徒と教職員を合計17人失ったマージョリー・ストーンマン・ダグラス高校の生徒たちは、銃規制強化を政治家に働きかけるロビー活動を行っている。彼らは今月下旬、ワシントンでの行進も企画している

この活動について、2004年に起こした学校銃撃事件で服役中のジョン・ロマーノ受刑者(30)は、ニューヨーク州の地元紙に送った手紙で生徒たちを「勇敢で、人を元気づける」と称えた。

ロマーノ受刑者は16歳だった2004年2月9日、通っていたニューヨーク州グリーンブッシュのコロンビア高校にショットガンを持ち込んで発砲した。教師1人を負傷させたものの、ジョン・ソーチュク校長(当時)に銃を奪われた。同受刑者は、過失傷害と殺人未遂の罪で有罪判決を受けた。

現在30歳のロマーノ受刑者は、地元紙タイムズ・ユニオンが企画した、ソーチュク元校長によるインタビューに答えた。

地元テレビ局KSTPのファラー・ファザル記者はこのインタビューについて「パークランドの学校乱射事件について、別事件の学校銃撃犯が手紙を書いた。ロマーノ受刑者は、自らを取り押さえた教師を『私の人生を救ってくれたヒーロー』と呼び、パークランドの銃撃事件後に立ち上がった学生活動家たちにも言及した」とツイートした。

ソーチュク元校長は記事中で、ロマーノ受刑者が銃撃の日にAR-15、あるいは他の半自動式銃を所持していたら、「多くの人が死んでいただろう」と考えていると語った。

半自動式銃は、サンディ・フック小学校や今回のフロリダ州の高校など、アメリカにおける複数の重大銃乱射事件で使われてきた。

銃規制の運動家は、自動銃撃機能を持つライフル銃の商取引を非合法化することを求めている。

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授業再開してもあの17人はいない フロリダの高校生

コクサッキー矯正施設からの手紙で、ロマーノ受刑囚は自分から銃を取り上げた元校長を「私の人生を救ってくれたヒーロー」と表現した。

また、ロマーノ受刑囚は「マージョリー・ストーンマン・ダグラス高校の生徒は勇敢で、政治家に行動を求めることで人々に元気づけていると思う」とも書いた。

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Image caption 乱射事件のあった高校の生徒たちは、フロリダ州の州都タラハシーですでにロビー活動を始めている

マージョリー・ストーンマン・ダグラス高校銃撃事件のあと、米国の政治家は銃規制への行動と、銃規制に強く抵抗する全米ライフル協会(NRA)との決別を求める重圧にさらされている。

レンタカー会社のハーツや航空会社のユナイテッド航空、デルタ航空などは、NRA会員への割引サービスを終了した。

NRAは銃のいかなる禁止も支持しないと表明し、武器が入手可能だったことを問題視するのではなく、関係当局が事件を未然に防止しなかったのが問題だと非難している。

ドナルド・トランプ大統領は、銃の規制は少量の、限られたものにすることを支持すると表明し、ロビイストに「すくんでいる」政治家たちを糾弾した。

(英語記事 Jailed school shooter praises Florida student activists

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