英エジンバラ公、臀部手術のため入院

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Image caption エディンバラ公フィリップ殿下

英王室は3日、エリザベス女王の夫、エジンバラ公フィリップ殿下(96)が臀部(でんぶ)の手術のため入院したと発表した。殿下は4日に手術を受ける予定。

英王室は殿下が、予定されていた処置のため、3日午後にロンドンのメアリルボーンにあるキング・エドワード7世病院に入院したと発表した。

殿下の容体についての詳細は明かされていないが、先週末にあったウィンザー城でのイースターの祝いに殿下が参加しなかったのは、臀部の問題のためだといわれていた。

また、殿下は最近ウィンザー城で行われた他の行事2つ、3月22日に行われたアンドリュー王子の近衛歩兵グレナディアガーズ連隊長任命式と、場内のセント・ジョージ礼拝堂で3月29日に行われた国王洗足式にも出席しなかった。

英王室は手術について発表した声明で「新たな情報は適切な時に公開される」とした。

手術は英王室にとって忙しい時期を前に行われる。今月にはキャサリン妃が第三子を出産予定であるほか、ハリー王子と米女優メガン・マークルさんも5月に結婚式を挙げる。

殿下は数十年にわたってエリザベス女王を支えた後、昨年5月に公務からの引退を発表した。ただ、自身の基金や団体の行事には出席している。

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Image caption フィリップ殿下は昨年8月、最後の単独公務を行った
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Image caption ただ、女王が出席する行事への同席は続けている

昨年6月には、持病から生じた感染症の「予防的措置」のため、私立病院のキング・エドワード7世病院に入院していた。

殿下は昨年8月2日、バッキンガム宮殿の前で、英海兵隊のパレードに海兵隊元帥として参加したのが最後の単独公務となった。

殿下はその後も、女王の公務に何度か同席しているほか、サンドリンガム邸でのクリスマス行事にも他の王族とともに姿を見せた。

キング・エドワード7世病院は1899年に設立され、エリザベス女王やチャールズ皇太子、ウィリアム王子など他の王族も治療してきた。

フィリップ殿下は人生の大半を健康に過ごしてきたが、2011年に冠状動脈閉塞、2012年に膀胱感染症の治療を受けた。

殿下は2013年7月には11泊入院し、私立のロンドン・クリニックで予備的な腹部手術を受けた。

また2014年5月には、バッキンガム宮殿内で右手の「簡単な処置」を受けた。

<解説>ジェイムズ・ギャラガー BBC健康および科学担当編集委員

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Image caption 手術はキング・エドワード7世病院で行われる

手術は人生のどんな時期であってもリスクがある。

だが、患者は年齢だけを理由にして手術に反対されることはない。

フィリップ殿下のような患者の場合、年齢よりも全体的な健康状態のほうが大きな決定要因となる。

決定は予備的処置に対する効果と利益の評価を患者と執刀医の間で行った上で下されるだろう。

一般的に、肉体的な衰弱は年齢とともに進み、その衰弱は大きな手術のリスクも高める。

フィリップ殿下がどのような種類の臀部手術を受けるのかは分かっていない。

英国で行われる人工股関節置換手術のほとんどは、患者が60歳から80歳の間に実施される。

しかし、この手術がそれより高齢の患者に行われることももちろんある。

1995年には、エリザベス女王の母親である故エリザベス皇太后が臀部移植手術を95歳で受けており、手術は成功した。

(英語記事 Duke of Edinburgh to undergo hip surgery in hospital)

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