米朝首脳会談、成果がなければ「途中退出する」=トランプ米大統領

President Donald Trump and Japanese Prime Minister Shinzo Abe shake hands at a news conference at Mar-a-Lago on April 18, 2018 Image copyright Getty Images

ドナルド・トランプ米大統領は18日、日本の安倍晋三首相と共同記者会見を開き、北朝鮮の最高指導者、金正恩・朝鮮労働党委員長との首脳会談に実りがなければ「会談の途中で退出する」と話した。両首脳は北朝鮮の非核化に向けて、引き続き圧力を掛けていくことを確認した。

安倍首相はフロリダ州にあるトランプ氏のリゾート「マール・ア・ラーゴ」に滞在中。トランプ大統領は、米朝首脳会談に成功の見込みがない場合は出席せず、実現したとしても生産的でない場合は退席すると述べた。

また、「我々は北朝鮮が非核化するまで最大限の圧力を掛けていく」と付け加えた。

「前にも言ったように、非核化を完璧に、検証可能かつ不可逆な形で達成すれば、北朝鮮には明るい道筋が待っている。北朝鮮にとっても世界にとっても、素晴らしい日となるだろう」

トランプ氏は6月初めか「その少し前」に金氏との首脳会談を開きたいとしているが、開催地を含めた詳細はなお調整中だ。

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拉致被害者問題にも言及

安倍首相は会見で、1970~80年代に北朝鮮に拉致された日本人の返還について、トランプ大統領に支援を求めたと述べた。

北朝鮮は、日本向けスパイの教育のために13人の日本人を拉致したことを認めているが、被害者はもっといると日本側は主張している。この問題は数十年にわたって両国の関係を悪化させてきた。

また、3人の米国人も北朝鮮に拘束されている。

トランプ大統領は会見で、日本人拉致被害者を家族の元に戻すために米国は「一生懸命、努力する」と話した。

さらに、「同じように、3人の米国市民を取り戻すためにとても精力的に戦っている」と付け足した。

「実現できるチャンスがかなりあると思う。非常に良い対話をしている」

ポンペオ長官訪朝の意図は?

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Image caption ポンペオCIA長官(左)は金委員長とトランプ大統領の会談の地ならしのために訪朝したという

トランプ大統領は先に、米中央情報局(CIA)のマイク・ポンペオ長官が平壌で金正恩・朝鮮労働党委員長と会談していたとツイッターで認めたばかり。

この会談は2000年以降の両政府の接触としては最も高官レベルで、トランプ氏はかつて自分が「リトル・ロケットマン」と呼んだ金氏とポンペオ氏が「良い関係」を築き、会談は「とてもなめらかに」進んだとしている。

ポンペオ長官は3月、ポンペオ氏が国務長官に指名されて間もなく訪朝した。

米朝首脳会談に向けた話し合いをしたという他は、詳細は明らかにされていない。

ポンペオ氏は向こう数週間以内に、米上院で国務長官に承認される見通し。しかし、上院は共和党が過半数を占めるものの、民主党からの反発は強い。

上院外交委員会で民主党トップのロバート・メネンデス議員は、ポンペオ氏の「これまでの意見」が米国の価値観を反映しているとは思えないと述べている。

タカ派のポンペオ氏による同性婚反対発言がこれまで注目されてきたほか、イスラム教に関する発言でも物議をかもしてきた。

(英語記事 Trump 'will quit Kim talks if not fruitful'

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