スペイン・カタルーニャ州、独立派の新首相を選出 

Quim Torra looks on during an investiture debate at the regional parliament in Barcelona on 14 May 2018 Image copyright Reuters
Image caption トラ新カタルーニャ州首相

スペイン北東部カタルーニャ自治州議会は14日、独立派のキム・トラ議員(55)を66対65の僅差で州首相に選出した。トラ氏は今後もスペインからの独立を目指していくとしている。

カタルーニャ自治州は昨年10月、スペイン政府が違法としながらも実施された住民投票の結果を受けて独立を宣言。その後、スペイン政府は同州の自治を停止し、この投票も5カ月近くにわたって延期されていた。

住民投票を進めた独立派のカルレス・プッチダモン前首相と前閣僚5人はスペインを離れ、自主亡命している。また、スペインに残った4閣僚は拘留されており、合わせて25人が反乱罪や公金流用、国家反逆罪などの容疑で起訴された。

トラ氏は14日の議会演説で、「プッチダモン氏こそが我々の首相だ」と発言。「10月の住民投票で与えられた信任を果たす」と述べ、新政権は「共和国の形を取った独立州を建てる」と話した。

一方、独立反対派正当シウダダノスのイネス・アリマダス氏はトラ氏を「プッチダモン氏のかいらい」にすぎないとしている。

スペインのマリアーノ・ラホイ首相は、トラ氏との会談を提案している。

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Image caption プッチダモン氏は現在、ベルギーに自主亡命している

プッチダモン氏は10日、自主亡命先のベルギーからビデオでトラ氏を新たな首相候補に推薦した。

トラ氏は2012年に地元紙に寄せた寄稿で、スペイン語圏の出自を持つカタルーニャ人を「人間の皮を被り、嫌悪を撒き散らすけだもの」と表現し、反対派から扇動的との批判を受けている。

トラ氏は国際的な保険会社の役員を務めた後、独立派の市民団体「オムニウム・クルトゥラル」に参加し政界入りした。また、カタルーニャの文学やジャーナリズムに特化した出版社を経営している。

(英語記事 Catalans elect new separatist leader

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