航空会社は「男しか経営できない」 カタール航空CEOが業界会合で発言

バーキル氏は過去にも議論を呼ぶ発言をしている(写真は2017年6月撮影) Image copyright Reuters
Image caption アクバル・アル・バケル氏は過去にも議論を呼ぶ発言をしている(写真は2017年6月撮影)

国際航空運送協会(IATA)の新たな会長に就任したカタール航空のアクバル・アル・バケル最高経営責任者(CEO)は5日、男性にしか航空会社は経営できないと発言した。

航空業界は女性のさらなる活用を目指しているが、IATAの記者会見でのバーキル氏の発言に、会見場からはうめき声や息をのむ音が聞こえたという。

アル・バケル氏は、「当然、男によって率いられなくてはいけない。とても大変な仕事だからだ」と語った。

オーストラリアのシドニーで開かれていたIATAの年次総会では、多様性の向上が主要な議題だった。

アル・バケル氏は、カタール航空が中東で最初に女性パイロットを採用した航空会社で、女性幹部もいると指摘し、「なので我々は実際、女性を後押ししている。経営幹部として非常に大きな潜在性があると考えている」と述べた。

アル・バケル氏はブルームバーグの取材に対し、女性のトップ誕生を歓迎するとしつつ、その条件として自分の指導を受けることを挙げた。「女性のCEO候補が出てくるのは喜ばしいことだ。そうしたら私が後任のCEOとして育てる」。

アル・バケル氏は昨年、米航空会社の客室乗務員を「おばあさん」と評し、謝罪に追い込まれた。その際に、カタール航空の客室乗務員の平均年齢は26歳だとも述べていたため、同氏の発言は性差別と年齢差別に当たると批判された。

航空業界で女性の経営参加が大きな課題となっているなか、IATAの年次総会でも男女平等の向上に焦点が当てられた。

カンタス航空CEOで、同性愛者であることを公表しオーストラリアで同性結婚を擁護してきたアラン・ジョイス氏は、IATAで男女平等に関するセッションで登壇した際、アル・バケル氏の隣に座っていた。

ジョイス氏は、労働力の多様性は利益増にも貢献すると語った。「最高の能力、最高の人材、最高の仕事が組み合わされば、業績は良くなる」。

英航空大手ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)を傘下に持つインターナショナル・エアラインズ・グループ(IAG)のウィリー・ウォルシュ最高経営責任者(CEO)は、航空業界はさらに多くの女性をひきつける必要があるものの、なかなか進んでいないと指摘した。

ウォルシュ氏は、「(アイルランドの)エア・リンガスは1977年に同社初の女性パイロットを採用した。(中略)女性比率が10%になるまで40年かかった」と述べた。

(英語記事 Only a man can run an airline, says Qatar boss

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