プーチン氏はエルトン・ジョン氏に電話した? 偽物?

Sir Elton John and Russian President Vladimir Putin Image copyright BBC/AP
Image caption サー・エルトン・ジョンは性的少数者の権利についてロシアのウラジーミル・プーチン大統領と話し合いを希望している

性的少数者の権利について、英歌手エルトン・ジョンさんとロシアのプーチン大統領が電話で会話したのかどうか、言い分が食い違う事態になっている。

サー・エルトン・ジョンは15日、インスタグラムでプーチン大統領が電話をしてきたと明らかにし、「手を差し伸べてくれて」感謝する、「ロシアにおけるLGBTの権利平等を話し合うために、直接お会いするのを楽しみにしている」と書いていた。ウクライナを訪れていたサー・エルトン・ジョンは12日、BBCの取材に対し、ロシア政府による同性愛者などLGBT(レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダー)の抑圧についてプーチン大統領の姿勢は「ばかげている」と批判していた、

しかしクレムリン(ロシア大統領府)のペスコフ報道官は記者団に、そのような会話はなかったと否定。「誰がエルトン・ジョンと話したのかは知らないが、プーチン大統領は話していない」と述べ、電話は偽物だったのではないかと示唆した。さらに「会談したいという要請も受けていない。もしエルトン・ジョンからそういう要望を受けたなら、大統領は常に、人権問題やあらゆる問題に関する話し合いをオープンに受け入れる方針だ。本当の状況がどうなっているか、いつでも説明する用意がある」と話した。

サー・エルトンの事務所は、会話は確かにあったとしている。

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Sir Elton admitted his wish to meet Mr Putin was "probably pie in the sky"

<英語ビデオ> サー・エルトンはBBCに、同性愛に対するプーチン大統領の姿勢を批判し、直接会って話したいがそれは「絵に描いた餅」のような願いだろうと述べていた。

ロシアは2013年に、18歳未満の若者に同性愛についての情報を提供することを禁止する法律を成立させるなど、同性愛に対する姿勢が抑圧的と批判されている。人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチは昨年、同性愛者への暴力事件に対するロシア政府の取締りが不十分だと批判した。

サー・エルトンはこうした対応を批判し、さらにプーチン氏が昨年1月に、同性愛者は子供たちをターゲットにしているなどと発言したことを「ばかげている」として、実際に会って話し合いたいと述べていた。

「たぶん空の中のパイ(絵に描いた餅)だろうし、会っても向こうはドアを閉めてから僕のことを笑って、なんて馬鹿だと言うかもしれないけれど、少なくとも自分なりにできることはやったとは言えるようになる」