レジ袋に約10円 イングランドのスーパーで

plastic bags Image copyright Getty Images

英イングランド地方で5日から多くのスーパーなど大型小売店で、買い物を入れるプラスチックのレジ袋に5ペンス(約10円)がかかることになった。年間配られる76億枚の削減が目的。英国ではすでにスコットランド、ウェールズ、北アイルランドの各地域でレジ袋の有料化が実施されており、イングランドでの開始でイギリス全体での実施になる。

従業員250人以上のスーパーマーケットや大型小売店は、プラスチックの買い物袋の有料化が義務付けられた。買い物客は5ペンス払うか、あるいは自分の買い物袋を使うかを選ばなくてはならない。レジ袋代の一部は慈善活動に寄付される。

ただし生肉や生魚、生花、じゃがいもなど一部の生鮮野菜、処方薬、フライドポテトなど未包装の調理済み食品などを購入した場合は、無料の買い物袋の提供が認められる。

環境保護団体はこの措置を歓迎しているが、大型店舗だけでなくすべての小売店とすべての種類の買い物袋に同様の対応を求めている。

イングランドの大手スーパーが利用者に配るレジ袋の量は過去2年間で2億枚増え、昨年1年で76億枚に達した。これはひとりあたり140枚で、総量は6100トンに相当する。

プラスチックの袋は自然に分解せず、土壌の中で数百年もそのまま残ることがある。


これまでの効果は?

ウェールズでは2011年からビニール袋の有料化(5ペンス)を開始。レジ袋が有料となる対象店舗が広範にわたるため、買い物客による利用量は71%減った。北アイルランドは2013年、スコットランドでは2014年にレジ袋の有料化を開始したところ、利用量は北アイルランドで42.6%、スコットランドで12.8%減った。

英政府は、イングランドでの有料化によってスーパーの使用量が8割、目抜き通りの店舗では5割減ると期待している。さらに今後10年でゴミとなるレジ袋の清掃費6000万ポンド(約110億円)の節約と、慈善活動への寄付金7億3000ポンド(約1350億円)の計上につながるという期待もある。

買い物のプラスチック袋廃止を求める団体による世論調査では、イングランドの消費者62%が、店舗が買い物袋に5ペンス要求するのは問題ないと答えている。2012年の回答よりも6ポイント上がった。

一方で一部のスーパーマーケットでは、新しい制度を告知しているにもかかわらず、まだ十分に周知されていないと懸念している。

この話題についてさらに読む