日本の「2・22」は「猫の日」に にゃんでもかんでも猫だらけ

Cats crowd the harbour on Aoshima Island in the Ehime prefecture in southern Japan February 25, 2015 Image copyright Reuters

あなたは猫派? だとしたら2月22日はぜひ、日本で過ごすべきだ。日本では30年前からこの日を「猫の日」として祝っているので。この日になると日本語のソーシャルメディアは、そう……予想通り、猫だらけになる。猫そのものの写真や動画だけでなく、猫がテーマのドーナッツ、猫の形をしたクッキー、猫漫画、物憂い表情で窓の外を眺めている猫、にゃあにゃあと愛くるしい子猫たちなど、留まるところを知らない。

「猫の日」とは? 何をするの?

「2・22」が「にゃん・にゃんにゃん」とも読めるので、この日が選ばれた。

自分の猫で遊んでもいい。

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猫のコスプレをしてもいい。

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食べ物を猫に見立ててもいい。

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猫で商売してもいい。

「猫の日」はここ数年、ビジネス的にも注目され、企業や店舗が次々と猫をテーマにした商品を繰り出す日となった。

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ウォルト・ディズニー・ジャパンは「おしゃれキャット」に登場する子猫にちなんで、この日を「マリーの日」としている。朝日新聞は、「今日は『猫の日』」と題して、都内の猫カフで取材した読み物記事を掲載した。

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きっかけは?

「猫の日」は1987年、「猫の日実行委員会」が国内の愛猫家に呼びかけて制定した。「猫の日」はほかの国のもあるが、日本ほどの熱意でこの日を祝う国はあまりない。

日本の有名猫たち

和歌山電鉄貴志駅の「たま駅長」は、特別あつらえの駅長帽をかぶった姿がたびたびマスコミに登場。2015年6月に亡くなるまで国民的人気者だった。

たま駅長は今月、和歌山県の名声を広めた人や動物の功績を称える「和歌山殿堂」の殿堂入り1号となった。

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Image caption たま駅長(2008年5月22日)

YouTubeでは「まる」という猫が大人気だ。2008年に最初のビデオが投稿されて以来、「まる」は熱烈な支持を集め、初期のビデオには2170万回再生されたものもある。

インターネットには「NyanCat」もいる。歌声合成技術「ボーカロイド」を使った「初音ミク」の歌声にのって、七色の光をたなびかせながら宇宙を飛び回るネット「ミーム」だ。オリジナル・ビデオはYouTubeで1億3100万回再生されている。

そして「猫の日」こそ、世界的に大人気のハローキティに関するよくある誤解を解くタイミングとしてふさわしい。日本のサンリオ社が1970年に発表した、口のない白い猫は、実は猫ではないのだ。猫ではなく、女の子で、しかもイギリスに住んでいるのだ

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Image caption 2014年7月に香港のマダム・タッソー蝋人形館に登場したキティちゃん

でも自分は猫派じゃないし……というあなたには

ご心配なく。2月22日は日本では「忍者の日」でもあるので。「にんにんにん」のごろ合わせがその由来だ。

忍びの者にゆかりのある滋賀県甲賀市など多くの自治体では、職員が忍者に扮してこの日を祝う。

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Image caption 忍者にゆかりのある三重県、滋賀県、神奈川県などの知事や市長たちが昨年3月、「日本忍者協議会」の発足を発表した

(取材:東京在住フリーライター、ジョーダン・アレン)