日本の観光庁 温泉などに入れ墨規制の緩和促す

  • 2016年03月18日
日本では、入れ墨は暴力団に関連付けられることが多いが、ファッションとして取り入れる人もいる Image copyright AFP
Image caption 日本では、入れ墨は暴力団に関連付けられることが多いが、ファッションとして取り入れる人もいる

日本の観光庁は、外国人観光客の受け入れ促進の一環として、温泉などの入浴施設に入れ墨(タトゥー)のある人の入場規制を緩和するよう促している。

日本では、入れ墨が犯罪組織「ヤクザ」の構成員に関連付けられることが多く、悪いイメージがつきまとう。そのため多くの入浴施設は利用客の反応を心配して、入れ墨のある人を入場禁止にしている。

しかし、観光庁は16日に「入れ墨(タトゥー)がある外国人旅行者の入浴に際し留意すべきポイントと対応事例」と題した資料を作った。

観光庁は「外国人と日本人で入れ墨に対する考え方に文化的な違いがある」とした上で、「外国人旅行者が急増するなか、入れ墨がある外国人旅行者と入浴施設の相互の摩擦を避けられるよう促していく必要がある」との考えを示した。

海外から日本を訪れる観光客は近年、大幅に増加している。観光庁の担当者は英字紙ジャパン・タイムズに対し、海外の観光客も日本の温泉を自由に楽しめるべきだと語った。

観光庁の呼びかけに法的拘束力はないものの、対応例として入れ墨を隠すパッチの提供、入れ墨があっても入場できる時間帯の設定などを提案している。ジャパン・タイムズ紙によると観光庁は、呼びかけは外国人旅行者についてで、入れ墨のある日本人の入場を認めるよう促すものではないと説明している。

観光庁は昨年、入れ墨のある外国人の入浴への対応について、温泉施設のあるホテルや旅館などにアンケート調査を行った。その結果、56%が入れ墨のある客を断っていると回答したという。

2013年には北海道の石狩温泉で、ニュージーランドの先住民族のマオリ族の女性が、伝統的な入れ墨が顔に彫られているのを理由に入場を拒否され、これを機に入れ墨のある外国人観光客への対応に関心が高まった。

(英語記事 Japanese spas urged to relax tattoo rules for tourists

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