古典文学を読んでみて ダラスの書店が「釣り」ツイート

ニュースビート編集部

A sketch of two gentlemen reading by a table Image copyright Getty Images

米テキサス州ダラスの書店が、古典文学に興味をもってもらおうと、「釣り」ツイートを連投している。

インターネットでクリックしてもらうため、興味をくすぐる煽り気味のタイトルや表現を、英語では「clickbait」(クリックの釣り餌)と呼ぶ。それをもじって書店は、古典文学を読んでもらうためのツイートを「lit bait」(文学の釣り餌)と呼んでいる。

計画は簡単だ。古典文学の内容を面白おかしい表現で手短に紹介するのだ。

たとえば、「セルフィー失敗でイギリス男が死亡」というタイトルをクリックして開くと、オスカー・ワイルド作の小説「ドリアン・グレイの肖像」の全文が開く。

そもそもは、もっと本物の本を読んでもらおうという米国の「読書の日」に合わせて、ダラスにある書店「ワイルド・ディテクティブス(野生の探偵)」が始めたものだ。

書店のアンドレス・デラ・カサ=フエルタスさんは地元紙ダラス・オブザーバーに、「本を読んでもらうというより、本を読むという文化をもっと魅力的なものにしたかった」と話した。

「読書体験をもっととっつきやすく、面白おかしいものする余地はあると思う」

「ワイルド・ディテクティブス」のツイートから、どの文学作品のことか、どれくらい分かるだろう?

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「バックパッカー、島の部族にうんこで襲われ最悪の旅に」

答え――ジョナサン・スウィフト作「ガリバー旅行記」

……という具合だ。

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「ニンニク食べるの今すぐ止めて。衝撃、ルーマニア男が知ったニンニクの真実。念のためガーリックブレッドも避けて」

簡単すぎる? もちろん、ブラム・ストーカー作の「ドラキュラ」だ。

ではお次は高尚に。

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「こいつは完全にいかれてる! このイタリア政治家に比べたらトランプは聖人。なのにどうして誰も何も言わない」

ニコ・マキャベッリの「君主論」は読んだことない? リストに入れておいて。

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「何事もそれぞれ言い分はある。シングルマザーをあばずれだと侮辱してもいい? どういう状況で? 意外な答えが待っている」

編集部も、これはなかなか分からなかった。これはナサニエル・ホーソーン作の「緋文字」だ。

次のこれは分かりやすいはず。

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「ティーン女子が彼氏をだまして自殺させる。両家はバラバラに」

もちろんこれは、ウィリアム・シェイクスピアとかいう奴が書いた「ロミオとジュリエット」だ。

そして最後に、編集部のお気に入り。

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「チビのころにクマと仲良しに。数年後に運命の再会。再会の場面は涙もの」

そう。これはラドヤード・キプリング作の「ジャングル・ブック」だ。

(英語記事 Bookshop turns classics into clickbait to get people reading

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