女王の帽子はEUの旗? 女王演説

ロジーナ・シニ、BBCニュース

pic of queen and pic of EU flag Image copyright @youngvulgarian/Twitter

エリザベス英女王は21日、議会の開会を宣言する施政方針演説、「女王演説」を行った。

冒頭の項目は英国の欧州連合(EU)離脱、つまりブレグジットだった。女王は、EU離脱に備えて複数の新しい国内法を提案した。政府が用意した演説を女王が読み上げるのをテレビ中継で見ながら、ソーシャルメディアでは大勢が、女王の帽子に注目していた。

ツイッター利用者の一人は、「あまりくだらないことを言うつもりもないけど、女王の帽子は欧州連合の旗に似てる」と書き、ほかにも大勢が同様の感想を書き込んだ。

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女王の演説朗読が続くなか、「#QueensSpeech(女王演説)」というハッシュタグを使った投稿が8万以上続き、「女王がEUの旗の格好をしてるのはいいね」と書く人もいた

欧州でも、女王の帽子は注目された。欧州議会のブレグジット交渉担当、ベルギー元首相のヒー・フェルホフスタット氏は、「明らかに今でも英国には、EUをインスピレーションとする人もいるようだ」とツイートした

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Image caption 欧州議会のブレグジット交渉担当、フェルホフスタット氏も女王の帽子に注目してツイートした

昨年5月18日の女王演説と比べて、議事堂への入場や女王の衣装などが地味に行われた。女王の公式誕生日を祝う閲兵式が17日に行われたばかりで、王室騎兵隊が準備する間がなかったからだという。

議会開会にあたって国王や女王は、馬車で議会に向かうのが慣例となっているが、エリザベス女王は今回、乗用車を使った。服装も礼装ではなく、王冠もかぶらなかった。貴族院本会議場への行進もなかった。

簡素な儀式となったのは、1974年以来。当時は保守党政権による解散・総選挙で、労働党のハロルド・ウィルソン党首が僅差で勝利した。

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議会開会の「女王演説」 昨年と今年

通常の礼装姿だったなら、今回ほどその服装が注目されることはなかったかもしれない。

ツイッター利用者の一人は、「女王の服装は常に、効果や意味合いが慎重に計算されている。絶対に偶然じゃない」と主張した。

別の利用者も、「偶然のわけがない。女王は頭の切れる人だ。何か言われたら、ロイヤルブルーで王冠の代わりに金色があしらってあるのだと言えばいいわけだし」と書いた。

(英語記事 Queen's Speech: Is the Queen wearing an EU hat?

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