仏「恐怖の歯医者」有罪に 患者を切り刻み
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仏「恐怖の歯医者」有罪に 患者を切り刻み

フランス中部ヌベールの裁判所は26日、患者約120人を麻酔にかけて健康な歯を何本も抜いたり顎を砕いたりと様々な危害を加えた罪で、オランダ人歯科医ヤコブス・ファン・ニーロップ被告(51)に禁錮8年の有罪判決を言い渡した。

シャトー・シノン村で次々と患者の口内を切り刻んだ同被告は、被害者の数が100人を超えた2013年6月の時点で逮捕されたが、同年末の初公判を前にカナダに逃亡。国際指名手配されてカナダで逮捕され、2014年にフランスに送還された。

公判中の被告はほとんどの質問に「ノー・コメント」と答え、感情を表に出さなかった。

検察は、被害者に苦痛を与えることに被告は「喜びを感じていた」と主張。これに対して弁護側は、被告が「心理的な問題」を抱えていると反論した。

AFP通信によると、鑑定人のひとりは被告の「ナルシスト傾向」が良心の欠如につながったと証言したが、別の専門家は「自分の行動に対する自覚は充分にあった」と責任能力はあると証言した。

フランスの農村部では医療ケアをなかなか受けられない場所が多く、村の住民は当初、明るく熱心な歯科医がやってきたと喜んでいたという。

(英語記事 'Dentist of horror' Jacobus van Nierop jailed in France