トランプ米政権のカーソン氏、奴隷を「移民」と呼び
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トランプ米政権のカーソン長官、奴隷を「移民」と呼び

ベン・カーソン米住宅都市開発長官は就任初日の6日、職員を前にしたスピーチの中で、アフリカ大陸から米国に連れてこられた奴隷を「移民」と呼び、批判を浴びている。

大統領選では共和党から出馬していたカーソン長官は、40分間のスピーチの中で、子供や孫により良い未来を与えるために懸命に長時間働く移民を称えた。

その上でカーソン氏は「これこそがアメリカそのものです。夢と機会と国」と言い、「ほかにも奴隷船の底でこの国に来た移民もいる」と述べた。

これに対してアフリカ系米国人を中心に大勢が、移民と奴隷を同列に扱うべきでないと批判。米俳優サミュエル・L・ジャクソン氏は「そうか! ベン・カーソン……はあ! 移民だ? 奴隷船の底で??!!」などとツイート。ほかにも罵倒語をたくさん並べて、カーソン氏を非難した。

カーソン氏は相次ぐ批判を受けて「自発的でない移民もあり得る」と述べた後、フェイスブックでは「奴隷の物語と移民の物語は全く違う経験だ」と書いた。

カーソン氏は歴史の通説に異論を唱えることがしばしばある。2015年11月には米ニュースサイト「バズフィード」が、エジプトのピラミッドはファラオの墓ではなく、旧約聖書のヨセフが穀物倉庫として作ったものだと発言するカーソン氏のビデオを公表した。映像は17年前のものだったが、2015年当時のカーソン氏は今でもそう信じていると話していた。

(英語記事 History according to Ben Carson