人の言葉をまねするシャチ ハローやバイバイ
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「ハロー」「バイバイ」、人の言葉をまねするシャチ 保護団体からは批判も

仏アンティーブの水族館で飼育されている16歳の雌シャチ「ウィキー」は、「ハロー」や「バイバイ」など人間の言葉を模倣する初のシャチと見られている。

「ウィキー」は飼育員のまねをして、ほかに「エイミー」や「One, two three」などの音を噴気孔から出すという。

英王立協会の生物科学学術誌に31日、研究報告が掲載された。

一部の鳥類が人間の物まねをすることは良く知られている。ほ乳類では、イルカやマッコウクジラがお互いや別の種族の発する音をまねることが分かっている。

論文の筆頭著者、マドリード・コンプルテンセ大学のホセ・アブラムソン博士は、手話や絵を使ってオウムやイルカと「会話」した先行事例もあるため、いずれ「ウィキー」と初歩的な会話ができるようになるかもしれないと話す。

ただし、動物に人間の概念を押し付けて人間との会話を優先させるより、本来の生態系で動物がお互いに意思疎通を図る方法を理解する方が有益だと、博士は話す。

イルカやシャチなどの水族館飼育に反対する人たちは、シャチが物まねをすることはすでに知られており、捕獲状態で野生動物の研究を続けることは、野生動物保護につながらないと批判している。

(英語記事 The killer whale that can say 'hello' and 'bye bye' / Killer whale could be saying 'set me free'