米動物園の双子のパンダ、小さい子が死亡

Small cub

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ワシントンのメイシャンが生んだ双子のうち、小さい赤ちゃんパンダが死亡。

ワシントンの国立動物園で22日に生まれた双子のパンダのうち、体の小さい方の赤ちゃんが死亡したと、動物園が26日に発表した。

動物園によると、母パンダ「メイシャン(美香)」が2匹への授乳に苦労していたため、小さい方の赤ちゃんを飼育員が授乳を支援したり人工保育器を使ったりしながら助けようとしたものの、回復しなかったと。

飼育員が25日夜に小さい方の赤ちゃんパンダをメイシャンに託して授乳させようとしたが、26日朝には容体が悪化していたという。

「この子は生きられないと気付いた時、ものすごくショックだった」と動物園関係者は話している。たとえ母パンダが双子を育てられなくても、飼育員たちで育てる覚悟だったという。

死因はまだ不明だが、呼吸に問題があった様子と。

双子のうち大きい赤ちゃんパンダは誕生時に138グラムあったのに対して、小さい赤ちゃんパンダは86グラムしかなかった。

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小さい方の赤ちゃんがうまく呼吸できていないと飼育スタッフは気付いた。

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メイシャンは24日に、小さい赤ちゃんへの授乳をやめた。

メイシャンが2005年に初めて出産したタイシャンは2010年に中国に返還された。2人目の子供バオバオは2歳になったばかり。

アメリカ国内で中国からパンダを貸与されている動物園は4かカ所しかない。