バンコク2カ所目でも爆弾製造の材料発見

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タイ警察は、バンコク郊外の容疑者宅でボールベアリングなど爆弾製造の材料を発見したと。2015年8月30日、警察配布写真。
タイ警察はバンコク中心部の爆発事件に関連して、バンコク郊外2カ所目のアパートでも爆弾製造の材料を発見したと発表した。また26歳のタイ人と外国人男性に対する逮捕状を新たに取得したという。
タイ国家警察のプラウット報道官は「肥料の袋、時計、無線制御装置など、爆弾の部品となるさまざまな材料を発見した。爆弾製造が目的でなければ、尿素肥料と爆薬を一緒に保管しておく理由はない」と説明している。
バンコク中心部のエレワン廟で8月17日夜に起きた爆発では、20人が死亡。タイ国内で起きた最悪の攻撃と呼ばれている。
29日にはバンコク郊外の外国人宅で起爆装置やボールベアリング、金属管など爆弾の部品になる材料が大量に発見された。偽造トルコ旅券を持っていたこの男性は、爆発物不法所持の罪で起訴されたが、爆発直前にエラワン廟の監視カメラに映っていた黄色いTシャツ姿の男性とは別人という。
地元紙バンコク・ポストによると警察は、この外国人男性の供述をもとに、バンコク・ミンブリ地区の別のアパートを捜索したという。
画像提供, Thai police
爆発直前にエラワン廟にバックパックを置いて立ち去った男性の警察似顔絵。