スーパームーン、皆既月食と重なる

Supermoon over Cologne, Germany. Photo: 28 September 2015 Image copyright EPA
Image caption ドイツ・ケルン上空のスーパームーン(28日)

いわゆる「スーパームーン」が皆既月食と重なり、世界各地で人々が空を見上げている。

皆既月食がスーパームーンと重なったのは1982年以来で、次は2033年になる予想。

スーパームーンは月と地球が最接近するタイミングで満月になると見られる現象で、満月がいつもより7~8%大きく見える。これに皆既月食が重なっていることで、赤や鉄さび色、あるいは濃い灰色の満月が北米や南米、アフリカ西部と西欧の夜空に浮かんだ。

他の地域では部分月食が見られた。イギリスからは、28日未明に月が地球の影の中を移動する様子が見られた。

Image copyright NASA
Image caption 月食が見られる地域の地図。NASA資料。

英王立天文学協会のロバート・マシー博士はBBCニュースに対して、皆既月食は「素晴らしく美しい現象だ」と話す一方で、「スーパームーンの定義は、いささかあいまいだ」と指摘。「スーパームーンは近地点で起きるのか、その前日なのか翌日なのか。スーパームーンが起きるには、近地点が特に接近している必要があるのか、少し離れていても良いのか。定義はあまりはっきりしていない」。

月食の発生時は正確に特定できるが、スーパームーン現象はそこまで正確ではないため、両者が重なる珍しさは大げさに語られているとマシー博士は言う。

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The moon will appear up to 14% larger, as Daniel Boettcher reports

<英語ビデオ> スーパームーンで月が通常より14%も大きく見えることも

月食はグリニッチ標準時28日午前0時11分(日本時間同9時11分)に始まり、同午前2時11分には地球の本影に月がすっかり入り込んだ。月が地球の本影の中心に最接近したのは同午前2時47分で、午前5時22分に月食は終了。