米オレゴン州のコミュニティーカレッジで銃乱射、9人殺害 容疑者射殺

A woman is comforted as friends and family wait for students at the local fairground Image copyright AP

米西岸オレゴン州ダグラス郡の警察当局によると、同郡ローズバーグのコミュニティ・カレッジで10月1日午前に銃の乱射事件があり、9人が死亡、7人が負傷した。犠牲者の人数については当初、情報が錯綜したものの、同郡のジョン・ハンリン保安官が後に人数を改めて発表した。

調べによると、アンプカ・コミュニティ・カレッジの教室で26歳男性が「長い銃」を繰り返し発砲。駆け付けた警官たちにも発砲し、警察に射殺されたという。米メディアは操作筋の話として、男性の名前は「クリス・ハーパー・マーサー」だと伝えているが、ハンリン保安官は確認しなかった。

動機は今のところ不明だが、ソーシャルメディアに犯行予告を書き込んでいたという情報もある。

コミュニティ・カレッジは学生数3000人で、ウエブサイトによると学生の平均年齢は38歳。主要都市ポートランドから約280キロ南の田園地帯にある。

校舎の向かいに住むロリ・アンドリュースさんによると、花火のような音が聞こえたので家の外に出ると、走り出してくる学生たちが見えたという。「毛布にくるまって出てきた女の子には血がついていた」とアンドリュースさんは言う。

事件当時校内にいた19歳のハナ・マイルズさんは、銃声がしたあと鍵をかけて教室に隠れていたところ、足音が聞こえてドアの向こうから「出てこい、出てこい」という男の声がしたと話す。無視してそのまま教室にこもり続け、後に警察に救出されたという。

祈るだけでは足りないと大統領

事件を受けてオバマ大統領は、明らかにいらだった様子で、祈るだけでは「もう足りない」と述べた。

相次ぐ発砲事件のたびにアメリカの銃規制の遅れに強い焦燥感を示してきた大統領は、「精神病の人やほかの人を傷つけたい人がいるのは、アメリカだけじゃない。けれどもこういう乱射事件が数カ月おきに起きる地上の先進国は、アメリカだけだ」とへきえきとした表情で述べた。

「いつの間にかアメリカでは、こういう事件は毎度のことになってしまった」と大統領は述べ、銃規制に触れたBBCインタビューに言及した上で、イギリスやオーストラリアの例からも法律による効果的な銃規制は可能だと指摘した。

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US President Obama: "Somehow shootings have become routine"

<英語ビデオ>「こういう銃乱射は毎度のことになってしまった」とオバマ大統領

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"The suspect is down" - exchange between the emergency services

<英語ビデオ>「容疑者は倒れた」 救急担当との通話記録から

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Image caption オレゴン州ローズバーグのコミュニティ・カレッジで乱射事件発生後、警察が学生たちの手荷物を検査(1日)
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Image caption 校舎から避難する学生や職員(1日)
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Image caption 乱射現場には100人以上の警官が急行した(1日)