【パリ連続襲撃】犠牲になった人たちは

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Who were the victims of the Paris attack?

<ビデオ>犠牲となった人々(英語字幕)

フランス・パリで13日夜に起きた連続襲撃で犠牲になった129人について、身元特定が進んでいる。

行方不明者を登録できるサイトもあるが、仏内務省はアクセス集中のためつながらないことがあると呼びかけているほか、ほかにも便利な(フランス語の)サイトやソーシャル・メディアのアカウント一覧を掲載している。

ネット上では「#rechercheParis」(パリで探し中)や「#rechercheBataclan」(バタクランで探し中)といったハッシュタグが、行方不明者の名前や写真を広めるのに使われている。ツイッターには「@recherche_Paris」というアカウントもできている。

今年1月の「シャルリ・エブド」編集部襲撃の後にフェイスブックに作られた「Je Suis Charlie」のページも、13日夜から行方不明の人たちの写真や情報を掲載して情報提供を呼びかけている。

英国人の死亡確認

英外務省と家族は、ニック・アレクサンダーさんがバタクラン・コンサート・ホールで死亡したと確認した。ライブ会場で「イーグルス・オブ・デスメタル」のグッズを販売していたと考えられている。

アレクサンダーさんの遺族は「ニックはただ兄弟や息子やおじさんだったというだけでなく、みんなの親友でした。優しくて面白くて激しく忠実でした」、「ニックは大好きな仕事をしながら死にました。世界中の友達にいかに大事にされていたか知っているので、私たちはとても慰められています」とコメントを発表した。

Image caption Briton Nick Alexander was killed in the Bataclan concert hall

地元コルチェスターの市役所は、弔意を表し半旗を掲げている。

フランスの犠牲者たち

ソーシャルメディアや地方メディアが、犠牲者の名前を掲載している。一部を紹介する。

  • ジャミラ・ウードさん、41歳、パリ西のドルー出身。地元紙は「すべての母親がジャミラさんの母親の苦しみを分かち合っている」と伝えた。
  • トマ・アヤドさん、34歳、アミアン出身。ユニバーサル・ミュージック・フランス系マーキュリー・レコードで働き、同僚2人とバタクランにいた。参加していたアマチュア・ホッケー・クラブはフェイスブックで、15日に1分間黙祷すると書いていた。
  • ユニバーサル・ミュージック・フランスのパスカル・ネグル社長は、ほかにバタクランにいた社員はマリーとマヌだとツイート。2人の名字は明らかにしていない。
  • 通称「ダド」さん、44歳、オーベルニュ地方のセイラ出身。テレビ局「フランス3」によると、バタクランにいた「ダド」さんは税務署職員で結婚していなかった。
  • フランスのサッカー代表選手ラッサナ・ディアラは、自分にとって「姉のような存在」のいとこ、アスタ・ディアキテさんを銃撃で亡くしたとツイート。ディアラ選手は、自爆攻撃のあったスタッド・ド・フランス競技場でドイツ相手の親善試合に出場していた。
  • セドリック・モドゥイさん、ノルマンディー地方カルバドスの地方公務員。友人5人とバタクランにいた。
  • マチュウ・オシュさん、フランス24テレビニュースの記者。バタクランで死亡。若くて6歳の息子がいたと同僚がツイートしていた。
  • クエンタン・ブーランジェさん、29歳。レーム出身で数年前からパリ在住。バタクランで死亡。
  • ギョーム・B・ドシェルフさん、レザンロック誌記者。バタクランにいた。同誌によると2児の父で、「イーグルス・オブ・デスメタル」のアルバムについて記事を書いていた。
  • ローラ・サリーヌさんもバタクランにいた。ツイッターで娘を探していた父親が、その死をツイートした。
  • エロディ・ブリュールさん、23歳。タイム誌によると、友人たちとバタクランにいた。
  • オレリー・ド・ペレッティさん、33歳、サントロペ出身。タイム誌によると、バタクランにいた。姉妹のデルフィーヌさんは同誌に「自分の一部を失ったなんて、とても信じられない」と話している。
  • ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)は、卒業生の1人が犠牲になったと発表した。2014年に同校の法学修士課程を修了したバランタン・リベさんは、パリで働いていた。LinkedInのプロフィールによると、法律事務所ホーガン・ロベルスで刑法事案とホワイトカラー犯罪を担当していたという。
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Image caption フランスのサッカー代表選手ラッサナ・ディアラ(写真左)はいとこのアスタ・ディアキテさんを襲撃で亡くした

外国人も犠牲に

米カリフォルニア州立大学ロングビーチ校は、同校学生でカリフォルニア州エルモンテ出身のノエミ・ゴンザレスさん(23)は犠牲者の1人だと発表した。パリのストラート・デザイン学院に短期留学中だった。ロングビーチ校のジェイン・クロース・コノリー学長は、「悲しみの中、ご家族や友人に思いを寄せて祈っています」とコメントした。

 駐仏米国大使館は、米国とカナダで近親者の行方を探す人は+1-888-407-4747に電話するよう呼びかけている。

 ベルギー政府は、自国民2人が死亡したと発表したが、詳細は明らかにしていない。

 近親者の安否を心配するベルギーの人たちは、+32 477 40 32 12が問い合わせ先。

 スウェーデン外相は自国テレビで、スウェーデン人1人が死亡し、複数が負傷したと述べた。

 独紙「ディ・ツァイト」によると、独外務省は少なくとも国民1人が死亡したと確認したという。

 BFMテレビによると、ルーマニアの外務省情報として、国民2人が死亡したと伝えた。

 AP通信によるとメキシコ政府は、国民2人が死亡したと確認。外務省は女性2人がどこで死亡したのか明らかにしていない。身元の詳細も発表していないが、1人はメキシコと米国の二重国籍で、もう1人はメキシコとスペインの二重国籍だったと説明している。

 スペイン各紙が政府情報として報道したところによると、スペイン人アルベルト・ゴンザレス・ガリドさん(29)がバタクランで犠牲になった。

 BFMテレビによると、チュニジア・ビゼルテ近く出身の34歳と35歳の姉妹も死亡。2人は女友達の誕生日を祝っていたという。

 チリ外務省によると、チリ人2人が死亡。死亡した場所については明らかにしていないが、1人はパリ在住のルイス・フェリペ・チョチェ・バレさん。1人は「チリ亡命者」でチリのメキシコ大使リカルド・ヌネス氏のめい、パトリシア・サンマルティンさんという。サンマルティンさんの娘で仏市民のエルサ・ベロニク・デルプラス・サンマルティンさんも死亡したという。

 ポルトガル政府によると、パリに移住した63歳のポルトガル人男性が、スタッド・ド・フランス競技場近くの爆発で死亡したという。

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Image caption フランス人弁護士バレンタン・リベさんは死亡が確認された最初の犠牲者の一人(写真はLinkedInから)

(英語記事 Paris attacks: Who were the victims?

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