東京・靖国神社のトイレで爆発

靖国神社の南門(23日)

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靖国神社の南門(23日)

東京都千代田区の靖国神社にある男性用トイレで23日午前、小規模の爆発が起きた。国内メディアによると、けが人はなく、トイレの天や床、壁が損傷した。爆発の原因は明らかになっていない。

警視庁によると、現場には電池と電線が見つかっており、神社を狙った事件の疑いもあるという。

消防隊員や警官数十人のほか、警視庁の爆発物処理班が現場に派遣された。

NHKによると、爆発で天井に30センチほどの穴があいたという。

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警視庁の爆発物処理班が現場に派遣された

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日本の保守系政治家による靖国参拝は中国などの反発を招いている

同日の朝、靖国神社では新嘗祭(にいなめさい)が始まっており、いつもより人出があった。一部報道によると、神社では安全確保のため、祭りへの子どもの参加を取りやめた。

靖国神社は戦死者をまつり、そのなかには第2次世界大戦の「A級戦犯」14人も含まれる。ここでは、死者の魂はただ懐かしまれるだけでなく、礼拝の対象となる。

靖国神社は安倍晋三首相を含む日本の政治家がよく訪れる場所でもあり、中国や韓国、北朝鮮との摩擦の原因ともなっている。