仏警察、「テロ計画」阻止と 中部オルレアンで

画像提供, AFP
11月13日のパリ連続襲撃現場
フランス内相は22日、中部オルレアンで男性2人を逮捕しテロ計画を阻止したと発表した。
カズヌーブ内相によると、20歳と24歳の男性2人を19日に、警察や軍関係者への攻撃を計画していた疑いで逮捕した。容疑者のひとりは、フランス国家に同調する者はすべて攻撃するつもりだったと供述しているという。イスラム聖戦主義者とされるシリア国内のフランス人男性と連絡を取り合っていたとみられている。
調べによると、容疑者2人は攻撃実行のための軍資金をすでに集め、武器を探していたもよう。
報道によると、容疑者の1人はモロッコ系で、もう1人はトーゴ出身。1人はこれまでに警察に把握されたことがなく、もう1人は小規模な事件の常習犯だったという。
内相はさらに、フランスでは今年10件のテロ攻撃を阻止してきたと述べた。11月13日のパリ連続襲撃を受けて国家非常事態を宣言した後、これまでに3414人を「治安と公共秩序のリスクになる」として入国を禁止しているという。