シーク教徒、ターバン理由にアエロメヒコ航空から搭乗拒否と

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アフルワリアさんと、厳重検査を意味する「SSSS」印が押されたチケット
インド系米国人でシーク教徒の俳優ワリス・アフルワリアさんが、ターバンを理由にアエロメヒコ航空に搭乗を拒否されたと主張している。
デザイナーでもあるアフルワリアさんによると、8日にメキシコシティー発ニューヨーク行きのアエロメヒコ便に乗ろうとしたところ、搭乗前のセキュリティチェックでターバンを外すよう言われた。公の場でターバンを外すことはできないとアルワリアさんが拒否したところ、搭乗できなかったという。
アエロメヒコ航空は、安全規則に従ったと説明。「不都合」があったなら残念だと述べている。
アフルワリアさんは自分のインスタグラム・アカウントにチケットの写真を掲載。「Secondary Security Screening Selection(第2次検査選択対象)」を意味する「SSSS」と押されていた。誰を追加検査に選ぶかは無作為とされている。
アルフワリアさんは映画「グランド・ブダペスト・ホテル」や米ファッションブランド「GAP」の広告に出演しており、ニューヨーク・ファッション・ウィークのためにニューヨークへ向かおうとしていたという。
米紙ニューヨーク・デイリー・ニュースの取材に対して、アルフワリアさんは追加検査に応じたものの、航空会社スタッフにターバンを外すよう求められたため拒否したと説明。
「公衆の面前でそんなことはできない。服を脱ぐように言うのと同じだ」とアルフワリアさんは話している。
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「ニューヨーク・ファッション・ウィーク、アエロメヒコがターバンをしたままでは乗せてくれないので、少し遅れるかも」とアルフワリアさんはインスタグラムに投稿。大勢が応援や共感のコメントを書き込んでいる。
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アフルワリアさんは映画「グランド・ブダペスト・ホテル」に出演
アフルワリアさんが航空会社スタッフに、個室でなくてはターバンは外せないと言うと、搭乗できないので別のフライトを予約するよう告げられたという。
「最初は震えてしまった。言われて気分のいいものではないので。自分が身につけているものや信仰のせいで、飛行機に乗せてもらえないなんて」とアフルワリアさんは取材に答えた。
アエロメヒコ航空は文書で、「米運輸保安局の手順を厳密に順守し、(アフルワリアさんに)搭乗前にスクリーニングと検査を受けるよう」お願いした上で、「できるだけ速やかに目的地に着けるよう、別の手段を提示した」と説明している。
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