米国人女性捕虜の死亡でIS幹部の妻を起訴 米司法省

Kayla Mueller Image copyright Daily Courier, Prescott AZ
Image caption シリアでISに捕虜にされ死亡した米国人援助活動家、ケイラ・ミュラーさん

米司法省は8日、シリアで過激派勢力「イスラム国」(IS)に捕虜にされ死亡した米国人女性について、すでに死亡しているIS幹部の妻を共謀の罪で訴追した。人道援助団体のスタッフとしてシリア・アレッポで活動していたケイラ・ミュラーさんは2013年に拘束され、昨年2月に米政府がその死亡を確認した。

司法省によると、ニスリーン・アサド・イブラヒム・バハール(通称ウム・サイヤフ)容疑者(25)はイラク当局の拘束下にあり、テロ関連の罪で起訴されている。夫アブ・サイヤフ幹部はISのアブ・バクル・アル・バグダディ指導者の下で働く石油・ガス担当「大臣」だったという。

司法省の訴状によると容疑者は、ミュラーさんの拘束に協力し、バグダディ指導者が繰り返し強姦するのを容認していたという。

サイヤフ幹部は昨年5月、シリアの居宅を米特殊部隊に急襲され死亡。米軍は拘束した妻ウム・サイヤフ容疑者の身柄をイラク当局に引き渡した。

司法省は、イラクによる訴追を尊重した上で、「ケイラのため引き続き、法の正義を追及していく」とコメントした。

米連邦捜査局(FBI)ワシントン支局のポール・アベイト支局長は、「我々は米国市民の殺害や誘拐の責任者を特定し、居場所を把握し、逮捕するため、常に絶え間なく努力し続ける」と述べた。

(英語記事 Widow of Islamic State leader charged over US hostage's death

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